ほんもんぶつりゅうしゅう
2014年01月12日
開講記念総講
脇壇に奉られた「開講記念御本尊」に向かって口唱する教務・信者たち
 1月12日は、本門佛立宗発足のはじめである「開講記念日」です。安政4年(1857)のこの日に、開導聖人が京都新町蛸薬師、谷川浅七宅で本門佛立講を発足されました。
 
 久遠本仏の立てられた御宗旨である本因下種の御題目のご信心は、日蓮聖人、日隆聖人と受け継がれてきたものの、その清き流れも幕末安政の頃にはすっかり濁りきっていました。その法流をもとに戻されるために、日扇聖人は本門佛立講をご開講されたのです。たった6名の信徒によるご開講でした。そこから御題目の経力によってご利益を現す現証布教によって、今日の佛立宗の勢いを生み出し、私たちに御題目のご信心が伝えられているのです。
 
 当初は法華宗内の一「講」として発足した本門佛立講。「講」から「宗」へと一宗独立を正式に果たしたのは、第二次大戦後に新たに宗教法人令が施行された昭和22年のことでした。