2025-05-24 18:56
佛立聖地に参詣
5月23日、早朝7時半。サンパウロを出発し、車で約4時間半。たどり着いたのは、緑豊かな自然に包まれた「佛立聖地」。
ここタピライ市は、原住民の言葉で「バクの川、バクが多い」という意味を持ち、実際に今も野生のバクに出会えるそうで、数日前もバクが湖を泳いでいたそうです。
180ヘクタールを超えるこの聖地は、その大部分が自然保護区域。まさに、いのちが息づく聖地に相応しいところです。
この佛立聖地は、日水上人が大正時代に構想された「佛立植民地」の志を受け継ぎ、さらには「世界恒久平和」の祈りを込めた場でもあります。
広島市が認定した「平和の鐘」が設置されています。鐘には「願以此功徳 普及於一切 我等與衆生 皆共成仏道(願わくはこの功徳をもって、普く一切に及ぼし、我等と衆生と皆ともに仏道を成ぜん)」と御仏の願いであり、私たちへのエールとも言える法華経の御文が刻まれています。
毎年8月5日には市民と共に5キロの松明行進が行われ、午後8時15分には日本と同時刻に鐘の音と共に御仏の願いが世界に鳴り響きます。
昨日は、壮麗な宝塔の前での一座のお看経に始まり、参詣団を代表して岡居局長が梵鐘を鍾打。
場所を会館に移して、私たちを迎えてくださったのは、タピライ市長をはじめ、地元のマーチングバンドの皆さん。素晴らしい音楽と踊りで歓迎してくださいました。
なんとこのマーチングバンドの歴史は聖地の歴史と重なるそうです。ブラジル国内では小さなタピライ市ですが聖地ができてから発展しており、マーチングバンドも国内の大会で2位になるなど活躍を続けているそうです。
特に印象にのこったのは市長のご挨拶で「この世の中をさらに平和にしてください。なぜなら、世界2次大戦でもあった大きな戦争、世界の破壊、地球の破壊、人類の陥落、等々あり、それが未だに続いています。あの時以上に今はもっと平和が必要になっている時です。そんな中で、また諸宗の中でも、特に本門佛立宗は目に見えてそのための活動をしています。お願い申し上げます。」と大きな期待を込めたメッセージをお伝えくださっていました。
これほどの期待にどれだけ応えられるか、今のご奉公では到底、至らないと反省を込めて胸に刻みました。
一座のお看経の後は、カレーライス、唐揚げ、月餅、ふかし饅頭などの手作りのご供養をお腹いっぱいいただき、心尽くしの味を満喫しました。
さらに心を打たれたのは、施設の多くが信者さんや教務さんの手によって築かれたということ。以前訪れたときには屋根だけだった会館も、今では堂々たる会館・本堂へと姿を変えていました。
2時間以上かけて奉公に来られる婦人会の方々。地域と信頼を築き、祈りと行動を両立させるブラジルの佛立の姿勢に、日本の私たちが学ぶことは多くあります。
日水上人の描いた「夢」を、いま、現実のものとして息づかせているブラジルHBSの皆さんの姿に、心からの感動しました。
ブラジルの教務方は私たちが発った後、聖地にご安置されていた日教寺御本尊、ご尊像を1年半ぶりにご遷座されるということ。24日午後は日教寺の門祖会。それまでにご遷座と荘厳をされるということですから、ギリギリのご奉公を進めておられ、無事ご遷座を祈ばかりです。
今日、団参は文字ダスクルーゼス隆昌寺の開導会にお参詣します。
いよいよクライマックスのご奉公に入りました。