ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-03-22 09:34

令和3年 門祖報恩総講・併 春季総回向

去る3月21日(日)に春のお彼岸「春季総回向」が、3月度の門祖報恩総講に併せて奉修されました。
朝から雨が降り、強めの風が吹き荒れる春の嵐の中でのお彼岸となってしまいましたが、それでも予想以上に多くのご信者さんがお参詣に来られまして、有難い事この上ありません!
 
しかし残念ながら、当初企画していました東日本大震災犠牲者の大塔婆を正門脇に建立することは嵐の為叶わず、お寺の一階エレベーター横に立ててお花とお線香をお供えし、本堂に上がられる方々が手を合わせられるようにいたしました。
 
本堂内はコロナ対策の為、座席を減らして間隔を空けてお座りいただきました。
本堂内の祭壇前で皆さんにお焼香いただき、ほとんどの方がそのまま本堂に留まり、最後のお導師のご法門まで聴聞いただきました。
 
お導師のご法門では、私たちお互いがこうしてこの世に生まれてくることができたのは数えきれないほど多くのご先祖あってのお陰だということを知り、ご先祖方を上行所伝のお題目の御力でご回向をさせていただけば、輪廻転生を繰り返してきた私たちの魂の悪い因縁をも断ち切っていただくことができ、亡くなられた方も生きている我々もお互いに幸せへと導いていただくことができると、ご回向の大事を教えていただきました。
 
御教歌
 さきの世の 報ひで親と 子と生れ
  死にかはりても かたきうつ也