ほんもんぶつりゅうしゅう

仏教用語・信行用語

さんぶのにょせつしょう
三部の如説抄
  日蓮聖人の「観心本尊抄」「四信五品抄」「如説修行抄」の三抄のこと。
 「観心本尊抄」は文永十年四月、五十二歳のとき佐渡一の谷で著された御書で、末法のわれわれがお持ちすべき御本尊を定められた御妙判である。
 「四信五品抄」は建治三年四月、五十六歳の時身延で著された御書で、法華経を修行する者の心得を、法華経分別功徳品に説かれる四信五品の教えに基づいて示されたもの。
 「如説修行抄」は文永十年五月、佐渡において著されたもので、末法における修行のあり方とその覚悟を述べられたもの。