ほんもんぶつりゅうしゅう

仏教用語・信行用語

にじょうこんじょう
二乗根性
 声聞と縁覚の二乗は共に聖者であるが、ただ自己の悟りと救いを求めるのみで、他の人を共に仏道にいざない、共に救われようとする菩薩心がないことから、転じて自己中心、利己主義的な人間の代名詞として用いられるようになった語。