ほんもんぶつりゅうしゅう

仏教用語・信行用語

みょうもんりよう
名聞利養
 略して「名利」ともいう。名聞とは他人によく言われたいという欲(名誉心)、利養とは他人を顧みず自分の得だけを考えること。こうした世俗的な欲望は必ずしもそのすべを否定すべきものではないが、これに執着する時は信心修行の妨げとなるばかりか、かえって苦を招く因となる。