ほんもんぶつりゅうしゅう

第9支庁中国布教区


2021-11-27 14:05

中国布教区講有巡教 於倉敷妙照寺

 去る10月17日(日)、第九支庁中国布教区では、 倉敷妙照寺高祖会にて、高祖日蓮大士御降誕800年慶讃法要併修と言う形で、講有巡教を奉修させて頂きました 。
 本来の予定であった昨年令和二年から一年延長され、このコロナ禍の中でどのような奉修形態が可能だろうか? 以前の様な本堂が一杯になる様なお参りは不可能ではあるけれども、同じ場所で無くても、同時刻に、同じ法要を、布教区の所属寺院全ご信者でお勤め出来るか?
 妙照寺を中心に、布教区一丸となって思案を重ね辿り着いた答えが、
1. 密にならない様に大勢のお参りが出来る大きな別会場を設ける事
2. インターネットを通じて本堂の様子も別会場に中継すると共に、別会場の様子を本堂に中継し、ご講有にもモニターを通じてその様子をご覧頂く事
3. 本堂・別会場にも参詣出来ないご信者にも、インターネットを使用し同時刻にご自坊、またはご自宅等でお参り頂く事
 
 数名の若手教務と信者がグループとなり、気の遠くなるようなテストの繰り返しと試行錯誤。そして法要をネット発信する際の最大の課題である「音」への取り組みを行いました。デジタルで配信すると高音が強調されやすいお看経の音。この部分をいかにストレスなく配信するかに心血を注ぎ、最終的にはマイクを5本用意致しました。
 ご講有上人からの御法門前でのご挨拶でも、「本当に大変なご奉公をされ、こうして奉修頂き心より随喜申し上げます」と最大限のお言葉を頂戴し、布教区全教務・信者が大変感激致しました。
 実際に参詣ができなかった布教区各寺院からも、同時刻に本堂へ集合しプロジェクターやモニターを利用してお参りをされたとの報告が入り、また病室のベッドの上からお参詣された等の報告も頂きました。普段は遠くからしか拝見する事が出来ないご講有上人に、画面上で非常に近い位置で拝顔する事が出来た。今までにない本当にありがたい法要でした。との感想も寄せられました。
 ご信心の基本はお寺参詣であることに変わりはありませんが、コロナ禍の様にそれを許さない環境も存在します。先が見通せない今ですが、中国布教区では3年後の広島廣隆寺での講有巡教に向けてスタートを切り、布教区一丸となって歩みを進めていきたいと思います。
 
 なお、ご講有巡教ダイジェストを動画にまとめておりますので、こちら↓↓↓からご覧頂きたく思います。
 【ダイジェスト動画はこちらをクリック】
 
中国布教区 広報担当