ほんもんぶつりゅうしゅう

2016-08-06 09:03

如是我聞 8月の御奉公

 真夏の八月を迎え、夏期参詣も後半に入ります。毎朝お参詣の方は皆参をめざし

て頑張って下さい。夏休み中、水難はじめ夏の事故が多発します、油断しないよう

元気でお過ごし下さい。

 さて、今年度、開導聖人ご生誕二百年の慶讃ご奉公も残すところ四カ月となってし

まいました。当山も慶讃ご奉公開花四誓願の達成に向け、弘通部をはじめその促進の

ご奉公に一生懸命取り組んでいますが、中々その実績が低調です。

 本堂の大きなポスター、「私に続け平成の菩薩たち」その横の開導聖人のお姿を拝見して、開導聖人がどう思っていらっしゃるのか、正直ご奉公不足を恥ずかしく思いませんでしょうか。

 地震等の自然災害をはじめ、先般の相模原市で発生した罪もない多くの障碍者が殺ろされる無残な事件等、暗く不安な毎日の昨今です。

 開導聖人は御教歌に

「朝顔は あさなあさなさきかはり さかり久しき花にぞ有りける」とお示しです。

の本には、朝顔の花一時、物事の盛りがきわめて短期間であってはかないことの喩えられ、その特徴を、朝の美人の顔に喩えた朝の容花の意味がある、とあります。

 そんな朝顔を開導聖人は、「令法久住」という意味にとらえてお示しです。ひつとひとつは朝咲けば昼にはひぼんでしまう朝顔でも、沢山

多くの種があって次から次に花を咲かせてくれる、さかり久

しい花とご覧になります。

 まさに法灯相続の在り様をお教え下さるのです。

この尊い御法上行所伝の御題目様がいつまでもいつまでもこ

の世にお在して頂けるよう、自分だけで終わってしまはない

様にしっかりと信行法灯相続を心掛け、その努力と工夫が大

切です。一つの木がけずられるうちにコケシの姿になったり

ゴミ箱になったりします。ご信心をせずに功徳を積まないで

晩年の悲しい姿を思いおこし、しっかりと法灯相続をさせま

しよう。