2016-07-01 08:00
如是我聞 7月の御奉公
今本時(いまほんじ)
平成二十八年もすでに半分六カ月を過ぎました。空梅雨が一転豪雨とくに地震
の九州の被災地には無情の雨です。無事復興を祈念いたします。
さて、開導聖人は御教歌されて
ことわりやよめが姑と早なれば
鉾がはだかとなるもうべなり
とお示しです。十五世日晨上人は、「御法門のかなめ」に
「花嫁さんがいつの間にかしゅうとめさんになって、あの華やかな姿が消え
た信心、もうかつにしていると、あっという間にむだに月日が流れて、後悔
しても取り返しがつかぬことになる。祇園祭がおわる。華やかな鉾の山車が、
一夜で解体されて、前日の趣きなしということ。」とお示しです。国宝級の
物で飾ってあるが一日経つと壊されてしまう。無常はかなさを感じます。
いま盛んな人でも何時どうなるか分らない。だから今のときにしっかりとや
らなければいけません。若いときいい気になってはだめです。年寄りはだら
しないと、いってもすぐになってしまいますよ。今の立場にいい気にならな
いで、徳を積む、ご奉公に協調させて頂かないとだめです。年寄りも威張っ
ていても、無常ですぐに死が迎えに来るかもしれません。後継者養成を考え
てご奉公いたしましょう。