2018年4月事業山録 役中学校再開

 本年の宗門御奉公目標のひとつに「役中の養成」と言う様な内容の目標が掲げられています。言ってみますと「役中学校作って後継者を養成しよう」と言える一面を持ったご奉公方針を立てています。こうした狙いはとても良い事だと思います。何故かと言えば「人を育てる為の人を育てなければ、宗門の発展はない」と考えるからです。所で、なぜこんな事を言うのかと言えば、実は戦後一番教務員が沢山いた時からみて、現在は二百名ぐらい減少しているとの統計があるのです。何故そうなったのかと考えますと、色々な原因があり、一口に「これだ」とはいえないのです。でも多くの原因がある事は間違いありません。この問題は簡単には結論が出せません。しかし信厚寺は「これはどうか」と言う事を考えてみましょうと、宗門の問題提起に目を向けてみたのです。通信の限られた紙幅では、述べ切れませんが、少し考えてみました。
1・人の作れる役中作りを考える
 「教務一人を作る事は「百人の信徒を作る事となる」と古参教務さんからお聞きした事があります。筋道を弁えた指導者がいないと力が出ないと言う事です。この言葉は意味の深い内容がありますが、少し解説をしたいと思います。しかしこれは簡単な問題ではないのです。
 また次の話は私かお師匠さんからお聞きしたお話ですが、戦争の昔話です。「戦場で敵弾が飛び交う中での指揮は、学校出の士官ではなく、戦歴多彩な下士官の指揮であった」と言う事でしたが、含蓄のあるお話です。時代変化は「多くの宗門常識の変化を求めたのではないか」と思うのですが、社会の変化に対応が出来て来たか否かは「開講百年以降の宗門姿勢」の研究課題かもしれません。
2・上の言葉は意味が深いのですが、対比する言葉があります。「しっかりした役中陣を作らないと、信者の信心前、実践力が伸びない。講務の世慣れた指導が、教義との橋渡しの知恵が、多くの体験談指導が、講務の表現で伝えられる。それが上記のご奉公力を生かす事となる」と言われてもいます。しかし以前から実施されていた「役中教養会」等は、これに当たっていたかの検証は必要でしょう。
3・若い教務のいないお寺は青年会が伸ばしにくいと言われていますが、やはり意気に通じる所が弱いと言う事なのでしょう。所詮寺の大小を問わず「つづれ織活動」と言う御奉公活動方針を良く考えて、前に進む事が大切です。
4・その第一歩の動きのひとつとして、信厚寺では、本年から宗門の意を帯して、役中学校的な色合をした「晴明学院再開講」を以て「宗門方針意志」に対処しようと考えでいるのです。色々な人に住職が入学をお勧め致しますので参加をして下さい。「晴明学院」はいわば役中学校ですが、教講一体となって五ヵ年計画活動としたいと思いますので、参加入学をして下さい。なお、勉強の内容は「優しい法華経講話、如説修行抄大綱、妙講一座講話、信行常識」の講話です。月謝等は不要。勉強時間は夜間。教科書は貸与。先生役は住職です。ただ事と次第によっては、外部講師の招聘も考えます。しかし参加される人がるかどうか少し心配です。皆さんも一度考え合ってみて下さい。明日の信厚寺のためにです。昔の諺に「二年先を思うものは花を植えよ。十年先を思う者は木を植えよ。百年先を思うものは人を育てよ」と伝えているそうです。誠に至言です。

信厚寺管理者 [事行山録] 2018-04-08 09:08:00

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