ほんもんぶつりゅうしゅう

信厚寺


2015-12-06 10:27

事行山録12月 歳を送る

今年もう終りです。ほとんどの人が「今年は早かった」という感想を述べる事が多いと思います。年齢や、仕事等の違いによって、少々の感覚に違いはあるでしょうが、大きな括りでは「同意」と言う人が多いと思います。それは昔に比べて、世の中の回転が速くなっていると言う事に起因をしていると言う事も考えられます。

 このような事を考える時、「人生無常だ」ばかり言っていてはいられないのです。今は時の流れや社会の変化が早いのです。人の心の変転も早いので、計画立案した事はどんどん進めて、周知を図る事が大切と言えましょう。

 家庭の中でも家族構成の変化や、家庭経済の動き等も良く状況を調べたり、目標と推進力とのバランスを考える事が大切です。「老少不定」の世の中ですから、常に微調節は必要でしょう。その時は家族の誰かがマイナス一人で背負い込まない事が大切で、対話や理解、分担が大切です。年末の忙しさをどの様に料理するかは知恵の働かせどころでしょう。誰かが「年末ヒステリー」になる事のない様に配慮が大切です。駄目なものは諦める事です。そして再考慮をすれば良いので、ぶつかった物は迂回か再料理を考えれば良いとしましょう。             

・明日への計画も大切

 年末が年内十二月の初めの扱いとすれば一月は十二月の終わりの家族会議の議題となりましょう。一年の企画を立てるのですから、どんな料理法を採ろうかを話し合って見る事も大切です。もし自分が一人の時等は友達つき合いカレンダーなどを作ってもよいし、親戚の人や、信心の友達等と企画会議等してもよいのではないでしょうか。もしあなたが高齢者であれば、一年間生きた「おめでた会」等する企画なんかも良いかもしれません。この場合一人になってしまう事のない様にしたい企画とも言えます。これは一例です。                

・年賀状を書きましたか

 若い人も高齢者も年賀状を書きましょう。少数であったら印刷は止め手書きを試みる事も良いと思います。字が下手等と言わなくてもよいのです。自筆で書きましょう。相手は子供でも孫でも良いのですし、絵を描いてもよいのです。頭の体操です。認知症撃退法のひとつです。来る今年は平成二十八年ですから、三十枚ぐらい書くとよいでしょう。さて後一か月、どんな色合いつけて暮らしましょうか。

反省を踏み台に明日へ向おう

 世の中、自分の思う様には廻りませんが、それ故に尚更の事、暮し方作戦を立てんければなりません。「日暮れ腹へり」ではいけません。前向きになる事が大切です。

 私達は高祖会になると「あせり」を感じます。人生の短さを思い知らされますが、最後まで活躍していものです。

 中国の諺に「私達の一生は、御飯を炊く間の様なものだ」と警句を発しています。

「過ぎし日よ、ありがとう、共に生きて下さって・・・」とお礼を述べて最後のカレンダーをめくりましょう。  

 

 

 
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