2015年8月事業山録 朝顔と競争

 御寺が夏期参詣を始める頃になると、朝顔の季節になります。お店でひと鉢買ってきて楽しむ事もありますが、当宗の教講は朝が勝負です。若い時分、「朝起きられない教務は所詮大成は出来ん」と先輩に絞られた事もあります。考えて見ればそれはそ
うでしょう。信者さんが御寺着くにはそれまでに、三十分を使う人は一杯いるのですから、朝の御奉公の 「分銅の重さ」が初めから違っているのです。その辺がわからない夜更かし小僧は、先輩に絞られる訳です。でもやはり私も若い時は無性に眠かったです。御信者さんも開導日扇聖人の御教歌を拝見させて頂くと、朝起きて御宝前の御給仕をさせて頂く事の意味合いがよく解ります。朝起きは当宗の修行の要諦とも言えましょう。
 考えてみますと、朝参詣と言うものがしっかり指導されると言う事は、だれそうな夏の日々を「キリリ」とさせる良い習慣といえます。良い習慣を小さい時から身につけると長い人生で、多くのプラス点を身につける事になりましょう。それ故に少しでも涼しいうちに功徳を積もうと言う「朝の精進」が勧められる訳です。であればこそ、眠たい小僧時代でも早起きを習慣にさせられるのです。
 人生早起きをしなければならない仕事についている人達は沢山います。朝早く漁に出て行く漁師さんは朝寝坊では出来ません。家族の人も参加されているのです。これも一例です。また新聞を配達する仕事をされている人も多くの人に待たれる誇り高き仕事と言うべきでしょう。一番列車を運転される運転手さんの緊張は色々な意味で大変でしょう。思えば朝顔もきっと一生懸命なのでしょう。
 教務や役中さんが、門を開き水を打ち、にこやかに、元気よく笑顔で迎えてくれる御寺は発展するでしょう。家族が朝御宝前に御挨拶の出来る家庭は家運長久の御計らいを手にすることが出来ます。御寺で、また家庭で、しっかり夏期参詣に頑張って下さい。お寺に朝参詣が出来ない人は昼でも夜でも結構ですから夏期参詣を実施して御利益を頂きましよう。昔の信者さんで、名古屋のお寺に行けないので組長宅に朝参詣をさせて頂いたご信者さんがみえました。一心とはその様な事です。
 尚、朝参詣の御法門は、第一回はお住職で七時十五分、第二回目は八時、一応正典師拝読となっています。全国一斉の御法門をさせて頂くスタイルですが、楽しい事です。大意集は既に品切れです。
御教歌
 朝顔は、あさなあさなんにさきかわり
     さかり久しき、花にぞ有ける
 あさ毎に、むかへば ちりを払う也
    心のかがみ、曇らずもがな
 朝起きは、なる程妙な 徳がある
   してみぬ人はこれも、わからぬ

信厚寺管理者 [事行山録] 2015-08-11 07:40:00

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