ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-12-27 13:22

12月27日の隆宣寺日記

大切な教えを知っているけれど、それを行動に移せておらず、人生の糧となっていない。これは実にもったいないことで、どんな分野においても教えを聞く、読む、学ぶのは、基本的に教えを実践するためであって、単に知識を貯め込むためではありません。そういう意味では、行動に移せていない、教えを活用できていないのは不本意なことです。

 

しかし、とりあえず教えを学び、知識として身につけておけば、人生を送っていく中で、何かがキッカケで行動に移すようになる可能性は大いにあります。そう思うと、そもそも教えを学ぼうとしていない人、読んだり聞いたりしない人よりは、思いのある人、やる気のある人、前向きな人、積極的な人と評価することができます。

 

仏教の世界でも、一口に「読む」と言っても3種類、3段階あると言われています。

①口で読む=とにかく書いてあることを書いてある通りに声に出して読む

②心で読む=書いてあることの意味を知り、教えの意図や目的を心得る

③体で読む=教えの意図や目的を心得た上で、行動に移していく

 

当然、目指すべきゴールは《③体で読む》ですが、そのためには《①口で読む》がなくてはなりません。たとえ、今は教え通りに実践できていなかったとしても、そこからステップアップしていけばいいのです。そう思えば、まずは教えに興味関心を持つことから始めて、教えに触れる、見聞きすることが大切。「5秒で仏教」も一助になればと思い始めたものですので、ぜひ有効活用して欲しいと思います♪

 

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