隆宣寺

「心の中で思っていること」と「実際の行動」どちらの方が、より大きな影響力を持つのかと言えば、やはり、事実として姿形にあらわれている「実際の行動」です。相手の胸の内、心の中は、私達の五感で感じ取れませんが、「実際の行動」は目で見たり、耳で聞いたりすることができます。

なので、たとえ、それがその人の《本心》だと断言できないにしても、少なからず、その行動を通じて、その人のメッセージは発信されており、周囲の人も「そういうことね」と受け止めることになり、それが１つの事実となります。そう思うと、良い意味でも悪い意味でも、より重要で、注意が必要なのは「実際の行動」です。

どんなに良い思い、考えを持っていたとしても、行動にしなければ誰かに伝わることはありません。反対に、さほど思いや考えがなかったとしても、良いことを行動に移せば、評価に値するのです。それと同様に、どんなに悪いことを思い、考えていたとしても、それを行動しない限りは、犯罪者ではありません。どんなに、その気がなかったとしても、実際にやってしまえば、犯罪者となってしまいます。

《思い》は大切ですが、それ以上に大切なのは「実際の行動」です。そこにスポットを当てることで、その《思い》が確実に結果につながるようになります。そうすれば、その行動に見合った《思い》が後から付いてくるようになります。「やらない善より、やる偽善」「嘘でも偽でも、親孝行は親不孝と言わず」あなたの人生を変えていく、その起点は「実際の行動」です！