ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-09-08 15:07

9月8日の隆宣寺日記

薬を飲む時は用法・用量を守ることが大切。どんなに素晴らしい薬であっても、服用方法を間違えると、効果が出なかったり、むしろ逆効果になることすらあります。最近では病院外の薬局で薬を受け取ることが多くなり、そこでは薬剤師さんからも薬の説明を受けることになっています。それだけ薬の飲み方が重要だということです。
 
仏教もまた私達の心と体を良くしてくれる薬だと表現されています。この薬も処方くださった仏様から教わる通り、用法・用量を守ることが大切。仏様の教えなら何でもいい、どんな服用方法でも効き目がある!という訳ではありません。だからこそ、お寺にはお坊さんがいて、仏様の代わりに教えを伝える役割を果たしています。仏教に関する情報は、インターネットや書籍などで多数、紹介されてありますが、やはり、実際にお寺に足を運んで、直接教えをいただくのが一番です。
 
諺にも「生兵法(なまびょうほう)は大怪我(おおけが)の基(もと)」とあるように、中途半端な知識や情報では、かえって自分自身をダメにしてしまう可能性があります。ちょっとした風邪であれば、薬局で市販薬を買い、それで治ることもあるかもしれません。しかし、症状が重くなれば、市販薬ではなかなか改善が見られず、悪化することすらあります。結局、病院にいく羽目になって、余計な時間・体力・お金がかかることに。そう思うと、初めから専門家の先生に診てもらった方が、結果的に治りが早いことが多くあります。
 
生きていく上での様々な問題は、心と体の両面にわたります。ということは、心と体に効き目がある仏教は「人生に効き目あり!」ということです。皆さん、それぞれに色んな手段・方法で問題に取り組んでいると思いますが、仏教、仏様の教えという「薬」の存在も覚えておいて欲しいと思います。今までとは違う手段・方法を取るということは、今までとは違う結果が期待できるということ。いざという時には「お寺」というのも、選択肢の1つですよ♪
 
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