ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-06-12 09:46

6月12日の隆宣寺日記

人生に苦しみは付き物で、何かと悩みの種は尽きません。じゃあ、その苦しみ、悩みの元は一体どこにあるのか?仏様のお答え(この世の真理)は「自分の心の中から苦しみ、悩みが生まれてくる」です。
 
でも、私達の感覚としては、そんなつもりは一切ない訳です。むしろ「あの人が」「あの会社が」「あの発言が」という思いの方が強い。つまり「自分は〇〇のせいで苦しい」「〇〇だから悩んでいる」という認識です。なので、その思い違いを是正しないと、いつまでも恨み節になってしまいますし、ただただ不平不満、グチをこぼすばかりで、一向に苦しみ、悩みは解決しません。
 
確かに《あの人》《あの会社》《あの発言》が苦しみ、悩みの引き金になり得ます。ただ、その引き金を引くか、引かないかを決めているのは「自分の心」なのです。まず、ここに気づくことが大切!つまり、事あるごとに、わざわざ引き金を引かないようにする。これが苦しみ、悩みを減らしていく方法なのです。
 
そのためには「心のままに生きる」という生き方を変えていかないといけません。そこで登場するのが仏様の教え(この世の真理)という物差し、定規です。この物差しを自分の心にあてて、正しい道、最適な生き方へと軌道修正していく。そうすると、思わず引き金を引いてしまっていた思考回路から、引き金を引かずに済む思考回路、そういう生き方へと変わっていくことができます。
 
それは何も制約された生き方ではなく、自分で自分の心を制する生き方です。そうすることで苦しみ、悩みは軽減されて、人生のパフォーマンスは最適化されます。余計なことで心が疲れたり、傷ついたりするのは、もったいないことです。本来の自分が十分発揮できるように、自分らしく生きていけるように。是非、仏様の教え、ご信心、お寺の有る人生を送ってみてください♪
 
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