ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-10-14 10:02

10月14日の隆宣寺日記

私達は常に、周囲の影響を受けながら生きているものです。いいものに触れれば《いい影響》が、悪いものに触れれば《悪い影響》が。それは時として、自分では気づけない程の小さな影響である場合があります。しかし、その状況が続くことによって、確実に心と体にまで影響が及びます。そう思うと、そういったものを、いかに取捨選択するかが極めて重要で、私達に人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。
 
実は、今回のコロナ禍を機に「人間関係」の断捨離をした人が多いそうです。人間というのは緊急時、非常時に、その人の本性があらわれるもの。もちろん、素晴らしいプラス面を発揮する人もありますが、残念ながら、信頼関係を揺るがすようなマイナス面が露呈する人もあります。それは往々にして、自己中心的な考え方、そういう言葉や行動によるものです。それを目の当たりにして「付き合いをやめよう」という判断になったのだと思います。
 
もちろん、そう簡単に取捨選択できるものばかりではありませんが、自分にとって《いい影響》《悪い影響》であるものをシッカリ把握して、いいものに近づき、悪いものからは遠ざかる、という意識は常に持ちたいものです。特に、その判断が出来ない子供達の環境を守るのは、やはり親のつとめだと言えます。子供に選択権を与えずに、親が何でもかんでも選んでしまうのはいけませんが、子供が自らの意志で選択するのを見守り、サポートすることは必要なことです。
 
そして、我々大人も「仕方ない」「どうしようもない」と諦めてしまわずに、悪いものに対しては毅然とした態度を取り、時として拒絶や敬遠する勇気が必要。いいものに対しては積極的に、前向きにドンドンと近づき、採用してくべきです。自分自身の頑張りや努力を、プラスにもマイナスにも変えてしまうのが周囲の影響。その点、仏様の教えは私達の心と体に清らかで、プラスの影響を及ぼしてくれます。ぜひ日常生活に仏教を取り入れて、今まで以上に人生をより良くしていきましょう♪
 
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