ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-01-13 11:02

1月13日に「毎日ぶっきょう」

「出世」という言葉は、そもそも仏教用語で「出世間(しゅっせけん)」という言葉の略です。《世間》とは「煩悩の世界」のことで、そこから抜け出す、脱出するので「出世間」となります。そもそも「煩悩こそが苦しみの原因である」と説くのが仏教です。自分自身の欲に縛られ、欲に突き動かされて心と体を動かしてしまうので「苦しみ」が生まれます。だからこそ、煩悩という束縛から解放されて、本当の意味での自由を手に入れるのが仏教なのです。

 

その手段方法を伝えるのが《僧侶》の役割であり、そのための場所が《お寺》といえます。お寺にお参りして、そこで僧侶の話に耳を傾け、仏様の教えに触れる…これが一般的でした。印刷技術が発達してからは印刷物が大いに活用され、人々の手に渡るようになっていき、インターネットが登場してからはホームページがドンドン開設されていき、現代では動画配信やライブ配信などが行われ、仏教との接点は更に身近なものとなりました。

 

これを積極的に捉えるならば、それだけ「出世」できるチャンスが広がっているということです。つまり、余計な苦しみを生み出さずに、もっと心地よく生きていくチャンスが広がっているということ。ただ、それと同時に悪い情報、煩悩を増大させる情報もドンドン発信されて、更に身近になっています。もちろん、そんな状況に負けてはいられません!一人でも多くの方に仏教を伝えるのが私の使命です!!是非、もっともっと仏教に触れていただいて、アナログな僧侶・お寺にも触れてもらいたいと思います♪

 

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