隆宣寺

「できない」という言葉は、生きていく上で全く役に立たない言葉です。そもそも「できない」という発言は、何かに取り組む前に耳にする言葉であり、もし、実際に取り組んだのであれば「できませんでした」という発言になります。つまり、自分の中でアレコレ思いを巡らせた結果、出てくる言葉が「できない」なのです。

もし、やりたくないのであれば、ハッキリと「やりたくありません」と言えばいい訳で、「できない」「無理です」というのは適切な表現ではなく、余計な誤解を招きます。でも、そうやって何かと《やる前》から諦めたり、好き嫌いだけで物事を判断してしまうのは、自分自身の可能性にロックをかけてしまい、悪い意味での偏りを作り出してしまいます。

思い切ってチャレンジしたけれど、できなかったことは誰にだってあると思います。ちなみに、私は鉄棒の「逆上がり」に何度も挑戦してきましたが、未だに成功していません。まだ可能性はあると思いのですが、心のどこかで「できない」と決めつけている自分がいます。もちろん、そんな弱気なことでは永遠に「逆上がり」ができるようになることは無いでしょう。

ただ、逆上がりが「できる・できない」という話は、人生においてそこまで重要ではありません。でも、人生には「できない」なんて言ってられない、とても重要なことがいくつもあります。そんな時に「できない」と言っていては、人生の道が開けることは永遠にありません。ならば、覚悟を決めて「できる！」「やってやる！」と言えるようになろうじゃありませんか！