ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-03-21 14:04

3月21日の「毎日ぶっきょう」

令和3年・春季彼岸会(春のお彼岸法要)

テーマ「が変われば世界も変わる」
 
本来、お彼岸とは「迷いの世界(此岸・しがん)」から「悟りの世界(彼岸・ひがん)」へ行くことです。ただ、それは死んでからの話ではなくて、今、生きている間に仏教を信仰して、自分自身の心を変えていくことを意味しています。
 
実は、そうやって私達の心が「迷い→悟り」へと変わっていくことによって、この現実世界は次第に「穢土(えど)」「娑婆(しゃば)」という悩み・苦しみの多い世界から、「浄土(じょうど)」という清らかで、安らかで、穏やかな世界へと変わっていくのです。
 
全く同じ世界を見ても、見る人の心によって世界は大きく違っていきます。もし、今の世界が生きにくいなら、ぜひ仏教で自分の心を変えていきましょう。たとえ、世の中が1ミリも変わらなくても、私達の心が1ミリでも変われば、新しい世界へと変えていくことができるのです。