ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-09-21 09:36

9月21日の隆宣寺日記

「オーケストラ」と一口に言っても、プロからアマチュアまで色々とあります。なので、同じ楽曲であっても、そこには歴然とした違いがあるものです。プロの演奏会ともなれば、設備の整った会場で開催され、チケット代金も、それに見合った料金となります。当然、その演奏はアマチュアとは一線を画するもので、耳だけではなく、全身で作品を感じ取ることができます。
 
もちろん、アマチュアにはアマチュアの良さがあります。低価格で気軽に聴くことができ、それだけ頻度を多くすることも可能です。そういう意味ではプロとアマチュア、それぞれの良さがあって、それぞれに得られるものも自ずと違ってくるのです。これは、ご信心でも同様で、家で拝むのと、お寺で拝むのとでは一線を画します。それは手を合わせる「御本尊」の違いによって自然と生まれてくる違いです。
 
「お寺では拝むけれど、家では拝まない」というのではいけませんし、「家では拝むけれど、お寺にはお参りしない」というのもいけません。それぞれに拝む場所があるということは、それぞれの役割、効果があり、それらをキチンと学んで、日頃から心得ておくことが大切です。現在はコロナ禍ということでオンライン、リモートでのお寺参詣も可能です。これも上手に利用しながら、より良い「おてらいふ」を送って欲しいと思います。
 
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