ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-02-12 10:15

2月12日の「毎日ぶっきょう」

「憶持不忘(おくじふぼう)」

【常に心に思い、忘れない】という意味の言葉で、物事に取り組む際の姿勢を言ったものです。

 

私達は常に何かを思い、考え、行動に移していくもので、無意識に体が勝手に動くことはありません。よほど体に染み込んだ習慣であったとしても、それは私達の思いからスタートするものなのです。ということは、私達が何か物事に取り組む際【常に心に思い、忘れない】という姿勢をキープすることは、私達の行動を左右するほど重要なことで、中途半端な行動は、中途半端な思いから始まっているのです。

 

もちろん、はじめから強い思いで取り組めるとは限らず、時には嫌々、渋々のスタートだってあるでしょう。それでも、その行動を積み重ねていく中で、少しずつ思いが積み重なり、厚さを増していくこともあります。つまり、思いというのは「心の問題」ですが、心の中でアレコレ思うだけで解決できる問題ではないのです。行動・体験という《五感》を通じて、心にアプローチしていく、働きかけていく、実はこれが重要と言えます。

 

どんなに「常に心に思うぞ!忘れないぞ!」と自分に言い聞かせ、意識づけしようとしたとしても、その思いが根づかないと、なかなか思い続けられないし、他のことに心を奪われれば一瞬で忘れてしまいます。だからこそ「体が覚える」と言うぐらいに行動を積み重ね、心に染み込ませていくのが正攻法なのです。仏様の教えが「憶持不忘」となれば必ず人生は変わります!まずは、始めの第一歩を踏み出しましょう♪

 

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