ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-11-04 12:14

11月4日の隆宣寺日記

昨日は定業(じょうごう)不定業(ふじょうごう)についてお話ししました。《定業》とは、どうすることもできない運命、もはや避けられない運命であること。そして、その運命を作り上げたのは過去の自分であること。最後に、その《定業》を唯一、変えられる手段方法が「南無妙法蓮華経」であること。*詳しくは【昨日の記事】をご覧になってください。

 

今日はその補足となる話であり、見落としがちな重要ポイントです。それは「自分の性分を改良する」「今、生きているうちに自分が生まれ変わる」ということ。なぜなら《定業》を作り上げたのは過去の自分であり、その性分は今も引き継いでいるからです。ということは、現在の自分が抱えている悪い性分、生まれつきの悪い性質を変えなければ《定業》の根っこを断絶することができず、いつまでもその元凶が残る羽目になります。

 

どんなに「南無妙法蓮華経」が尊く、定業を180度ひっくり返す力があったとしても。どんなに私達が信心深く、お寺にお参りしたり、修行に取り組んだとしても。「自分を改めよう」という意識に欠けていたら、まさに本末転倒なのです。もちろん、性分を改めることは、そう簡単なことではありません。これもまた「南無妙法蓮華経」の力、信仰を通じて改めていただくのです。

 

大切なことは「自分の性分が根本的原因なんだ」という自覚と、「自分自身が変わらなければ!」という意識を強く持つことです。この自覚と意識の有る無しによって、結果は大きく左右されます。今、目の前にある問題、抱えている苦しみを解決したり、定業を変えたいと願うなら「今、ここで自分がうまれかわるんだ!」という決意が必要不可欠なのです。

 
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