ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-07-28 13:57

7月28日の隆宣寺日記

仏様は私達のことをご覧になって「みんな私の子供だ」と仰っいました。そして「みんなが抱える様々な悩み、苦しみを解決できるのは私だけだ」とも仰っています。しかし、そんな親心を知ってか知らずか、普段から仏様に救いを求めている人は少ないものです。世間でも「苦しい時の神頼み」とも言うように、本当にどうしようもなくなった時になって、ようやく、神仏に手を合わせて、救いを求めようとするのが関の山ではないでしょうか。

 

でも、そうやって救いを求めてきた人々を、仏様は両手を広げて迎え入れてくださいます。きっと、皆さんの子供さんや、お孫さんが救いを求めてきたら、そうされるのではないでしょうか。たとえ、普段は全く連絡をよこしてこない、全く愛想もない、そんな子供さん、お孫さんだったとしても「もう、どうしようもないねん」と救いを求めてきたのなら、全力で守ろうとするはずです。オレオレ詐欺に端を発した特殊詐欺が、未だに被害が絶えないのも、そういった私達の良心を逆手にとった巧妙な犯罪だからだと言えます。

 

世の中には我が子を「我が子」と思わない言動を取る方々もあるようですが、仏様は一切の差別なく、救いを求めてきた人、救われたいと一筋に祈る人をお救いくださいます。《一筋》とは「そのことだけに気を配る」「ただ1つのことに心を傾ける」「一途に思い込む」つまり「他では代わりが効かない、絶対にこれでなきゃ!」という態度、姿勢です。そういう思いで仏様に救いを求める、それが「一筋に祈る」ということであり、それが実際に救われるための手段・方法なのです。

 
*7月20日〜8月19日までは「夏期参詣」の御法門です
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