ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-04-02 11:45

4月2日の「毎日ぶっきょう」

人の事を悪く言うのは、社会的にも道徳的にも許されませんが、仏教におても「大変罪深いことである」と説かれてあります。嘘やデマを言いふらすことは一切の弁解の余地はありません。しかし、言いふらしている内容が、たとえ事実だったとしても、それは《罪になる》と教えるところが、仏教の特徴だと思います。

 

もし、その悪事が事実であるなら、本人を注意すべきであって、その事実を周囲に言いふらすのは、慈悲ではないからです。さらに、そうやって周りの人たちに言いふらすことによって、組織力や団結力に悪影響を及ぼせば、全体としてマイナスになります。結局、あれこれ言いふらす人というのは「自分が言いたいだけ」なのです。

 

自分の立場や責任を考えれば、人の事を悪く言うのは全体にとってマイナスにしかならず、自分自身の評価も下げることになります。「この人、私がいない所では、私の事も悪く言ってるんだろうな」そんなレッテルを貼られてしまっては、周囲からの信用はがた落ち。たとえ、思うところはあったとしても、口に出さないのが賢明です。

 

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