ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-06-13 10:08

6月13日の隆宣寺日記

withコロナ、afterコロナと言われるようになって、早いもので数ヶ月が経ちました。速やかに対応できた人もあれば、なかなか対応できずにいる人もあります。そもそも、対応しようとしていない人もあるでしょうし、「早く元通りにならないかなぁ〜」と待ってるだけの人もあるでしょう。これまでに何度となく時代の転換期というのがありましたが、今回の「新型コロナ」も大きな転換期であることは間違いありません。
 
そう思えば、これからの時代を生き抜くためには、自ら改良することが必要不可欠です。ただ、《変化》というのは少なからずストレスがかかるもので、「できれば変化したくない」という心理が働くのは自己防衛の1つだと思います。体の病気にも「免疫細胞が正常な細胞を攻撃する」というものがありますが、それと同じように、自分を守ろうとする心が「改良しようとする自分を攻撃する」「改良の思いにブレーキをかける」「改良しなくていいと訴え続ける」ことがあります。特に用心すべきポイントは因循・頑固・懈怠・不養生の4つです。
 
因循【いんじゅん】
①古い習慣や方法などに従うばかりで、それを一向に改めようとしないこと。
②思い切りが悪く、ぐずぐずしていること。引っ込み思案なさま。
 
頑固【がんこ】
①かたくなで、なかなか自分の態度や考えを改めようとしないこと。
 
懈怠【けたい・けだい】
①なまけること。おこたること。
②善行を修めるのに積極的でない心の状態。精進 に対していう。
 
不養生【ふようじょう】
①養生をしないこと。健康に気をつけないこと。
*体の不養生・心の不養生
 
《因循》《頑固》は、新しい生活様式を受け入れたがらないでしょうし、それこそ「早く元通りにならないかな〜」とか「早く元に戻せ!」「元通りになるまでワシは動かんぞ!」という思いばかりが募るもとになるでしょう。
《懈怠》は、新しい生活様式を取り入れようとする努力にブレーキをかけます。本当はやればできるのにチャレンジしない、やろうとしない、その気がない、本人は怠けてるつもりは無いのでしょうが、そんなことはありません。
《不養生》は、まさにコロナ前のことばかりを思い返しては、「あの頃はよかった」「早くあの頃に戻って欲しい」と、くよくよする。まさに自分で自分の心を不健康にするネガティヴ思考です。
 
人生は、どんな時でも「楽しむ」という姿勢が大切です。改良には、どうしても不安材料がつきまといますが、それ以上に大きな成果も期待できるのも確かなことです。その《改良への道》をドキドキ・ワクワクしながら歩いていく、新しい知識や技術をどんどん学んで、練習して、取り入れていく。その先に必ず「楽しい」人生が待っていること間違いなしです!
 
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