ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-03-27 11:25

3月27日の「毎日ぶっきょう」

人生、何事においてもタイミングが大切です。馬にムチを打つタイミングとは「走って欲しい時」であり、もう既に走っている馬にムチを打つのは、ただただ可哀想なだけです。競走馬のように「ここ一番!」というタイミングもありますが、そうでない限りは、タイミングを逸しているといえます。そんな風にムチを打たれて「もっと頑張ろう!」と思ってもらえたらいいですが、もし「もう十分やってるやん!」「まだ頑張れって言うの?」という風に思われてしまっては、そのムチは逆効果になってしまうことでしょう。

 

私は魚釣りをしたことがないので、ど素人です。魚釣りをする人は必ずと言っていいほど、朝早くから出かけます。中には、夜明け前から出かける方もあり、前々から不思議に思ってました。「なんで、そんなに朝早いの?」「昼からとかじゃダメなの?」って(笑)恐らく、釣りされる方からは「タイミングが遅すぎる」という返事がきそうです。潮の満ち引きや、潮の流れ、魚の特性や生活サイクルなど、色々あると思います。季節によって釣れる魚は違うでしょうし、魚が違えば竿や仕掛けも違うはずです。これも私達の人生において同様で、しっかり相手を見ないとチャンスを逃します。

 

人に何かを伝える時、何かを教える時も相手を見て、タイミングを見極めることが重要。どんなに素晴らしい教育プログラムも、タイミングを逸すれば受け入れてもらえず、提供するプログラムの内容・レベルを間違えれば、相手のやる気を失わせてしまいます。つまり、自分が伝えたい事、やりたい事を、自分のタイミングでやってはダメなのです。もちろん、伝える側としての思いや都合もあって、その線に沿わせたいのもわかります。しかし、実際に学んで知識を身につけるのも、実行して技術を身につけるのも、相手です。だとするならば、相手のタイミング・レベル・都合に合わせることを忘れてはいけません。こちらからの一方通行で、一人でイライラするのではなく、相手に合わせた二人三脚を心がけましょう♪

 

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