ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-03-25 10:48

3月25日の「毎日ぶっきょう」

思い立って何かを始めるのは比較的簡単なことですが、それを続けることは難しいことです。勉強やスポーツ、楽器や書道といった習い事でもそうですし、ダイエットだって同じことが言えます。これはご信心、信仰においても同様で、最初の思いが長続きすることは、比較的珍しいケースです。特に、現代は多種多様なことを同時にこなす時代で、1つのことだけに専念できる環境にありません。ただ、そんな時代だからこそ余計に、1つのことを成し遂げられるコツをしっかりつかみたいものです。

 

「坐立行一心(ざりゅうぎょういっしん)念法花文字(ねんほっけもんじ)」という教えがあります。たとえば、お寺の本堂に座って手を合わせた瞬間というのは《ご信心モード》になりやすいものです。でも、お寺から一歩出れば【仕事モード】【家事モード】【勉強モード】になる方が大半だと思います。そうなると、どうしても《ご信心モード》がオフになってしまったり、あえてオフにする方もあります。職場や家庭、学校に身を置けば、お寺の本堂のようにはいかず、ご信心に心が定まらないのも当然です。

 

しかし、それでも《ご信心モード》をオフにしないで、意識してオンにしようとする心がけが大切で。たとえ目の前のことに気を取られていたとしても、少なからず《ご信心モード》がオンになっていれば、知らずのうちに得るところがあり、そのうち《ご信心モード》を土台にした【仕事モード】が可能になります。これはご信心、信仰に限った話ではなく、どんな時も【ダイエットモード】をオンにすることができれば仕事中でも、家事や勉強の最中でも、ダイエットを意識した行動・思考にしていくことができるのです。

 

いずれにしても、長続きさせる上で大切なことは「意識して心を近づけていく」ということです。自分の心が「〇〇モード」になるのを待っていては、その時の状況によって大きく左右されてしまい、それこそ「〇〇モード」になったり、ならなかったりします。また、環境が整っていないと判断した時には、自ら「〇〇モード」をオフにしてしまって、わざわざ長続きしないサイクルへ入ってしまうこともあります。どんな状況でも、何をする時でも「〇〇モード」をオンにしておく心がけ、それが長続きさせるコツです♪

 

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