ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年05月01日
東京・立正寺「権大僧正日詣上人第33回忌」を厳修 —教化成就に向けて精進を誓う—
第5支庁・東京常磐布教区、千住・立正寺(住職・小西泉随師)では、去る3月6日、門祖日隆聖人御開山会に併せて、昭和59年3月17日ご遷化になられた初代住職・権大僧・正妙塔院日詣上人第33回忌が、大本寺住職・川口日智上人ご唱導のもと厳修された。

 一座法要お看経の後、御法門台脇に立った小西御住職は「本年は、先住日詣上人の第33回忌ご正当をお迎えする大事な時ですが、お恥ずかしいながら、教化成就数があまり良くありません。本日は、日智上人ご唱導のもと大勢の教務さんに出座をしていただき、たくさんの御題目を唱えていただきました。お折伏をいただいたと感得し改良をさせていただき、お教化成就に向けて精進させていただきます」と挨拶を述べられた。 

 奉修導師・川口日智上人は、御法門台にお進みになられ「門祖日隆聖人御開山会に併せて、初代住職・権大僧正・妙塔院日詣上人33回忌をお勤めさせていただきました。日詣上人は、乗泉寺門末信廣会幹事長はじめ、第5弘通区支庁長、教師検定委員長、佛立書道研究会設置、宗会議長、本宗参議等、本庁諸役を歴任されたお方です。特に上人60歳の昭和41年には宗務総長に就任され、ご奉公いただきました。その後、56年10月には権大僧正になられ、59年3月17日、法寿79歳でご遷化になられました」と日詣上人のご遺徳をお偲びになられた。

 そして『人とうまれいきてかひあるわがみかな みのりのためにけふもくらしつ』の御教歌を引かれ「一日一生の思いで毎日を大切に生き抜くこと。今日より若い日はないという思いで、日々御法の為、という『為』の字のついた生き方をしましょう。『三好き』と申して、唱え好き、聞き好き、語り好きを心がけてご奉公に励んでください。まずは口唱行に徹して、口唱の味を体認する。ご奉公は口唱で始まりますので、唱えて唱えて唱え続けましょう。 一日一生の思いで、元気と勇気とを持って日々のご奉公に努め励んでください。明るく、前向きで楽しく、しかも厳しく。また笑いも大切です」と御法門を拝まれた。