ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年07月18日
第5支庁・東京中央布教区「婦人会の口唱会」を開催 —西内清肇師のご利益を聞く—
去る5月27日午後1時より、東京中央布教区婦人会口唱会が、八王子経王寺に於いて開催されました。西内清肇御住職の高らかなお声に導かれ、参詣者92名が約1時間、本堂いっぱいに御題目口唱。気持ちの良いお看経で始まりました。大きな声でお看経があがり、佛立開花運動推進歌『集いの輪の中に』も良い声で斉唱できました。

 続いて、指導講師・本信寺御住職・杉本現隆師の挨拶をいただき、あらかじめ用意された手作りの名刺を隣り同士で交換し、互いに信友になって欲しいとの願いを込めてお話を試みました。短い時間でしたが、思いのほか話がはずんで楽しまれたようでした。

 いよいよ西内御住職の御講話です。まずは本堂を笑いの渦に巻き込み本筋へ入られました。
「佛立のご利益とは何なのだろう。『法華経は賞(ご利益)罰(おしかり)の宛然の大法』なのです。ご利益がはっきりいただけるのです。しかし、ご利益をいただいても特に若者は偶然だよとなかなか感得することができません。だから自分自身、これがご利益だと感じること。そして、ご自身の信心の糧にしていく。小さなご利益でも一つ一つ積み重ねていく事が大切なのです」お話しいただきました。そして「妙とは不可思議の義なり。妙とは蘇生の義なり」を身をもって体得なさったお話をされました。

 それは偶然にも、ちょうど1年前の平成27年5月27日、体調は悪かったそうですが、ご奉公を終えられ、ご自坊へ帰って意識を失われたそうです。夜の九時過ぎに本寺清雄寺のご奉公から帰った奥様が、急いで救急車を呼び2か所の病院に断られ、3軒目の一番近い病院に搬送されてから4日間は意識不明でした。翌日から本寺清雄寺をはじめ多くの方々でお助行が始まり、お陰さまでご利益をいただかれ、意識は戻り無事退院されました。病名は敗血症という難病でした。そして「皆様の前に今日、一周忌でなく生まれかわって1歳の誕生日を迎えた私がいます。ご利益をいただいた!日々のお看経を怠らず、信心増進でお返ししたい」と力強くおっしゃっていました。本当にお元気でした。心からの拍手を満場一杯に送らせていただきました。

 最後に常磐布教区からのおみやげ(日めくりカレンダー「咲かせようぼさつの心」)を頂戴し、散会となりました。皆さまありがとうございました。

《布教区婦人会連絡員・尾崎淑子 記(扇教寺所属)》