ほんもんぶつりゅうしゅう
2017年11月01日
海外弘通だより スリランカ編 義母の帰寂を通して信心増進   スランギ・ラトナヤカ姉
現在、スリランカ・コロンボ別院では来年5月にお迎えする本門佛立宗スリランカ開教20周年の御講有巡教に向けて、南部ゴール地区に親会場を建立すべく、異体同心でご弘通ご奉公に励んでおります。
スランギ・ラトナヤカさんは、妙深寺スリランカ・コロンボ別院の中心的なお役中のお一人です。スランギさんは本門佛立宗のスリランカ開教当時からご奉公に励まれ、数々の現証のご利益を感得されています。今回は妙深寺の開導会で発表していただいた体験談をご紹介いたします。
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ありがとうございます。私はスランギ・ラトナヤカと申します。スリランカのケラニヤ国立大学の補助教師を務めています。
私は、今から14年前に本門佛立宗に改宗させていただきました。今、妙深寺スリランカ・コロンボ別院でご奉公させていただいております。14年前に改宗をしてから今まで様々な現証のご利益をいただいてまいりました。この本門佛立宗の教えにお出会いすることができて、本当に有り難いと思っております。
私の主人のお母さんは、私と一緒に住んでいました。私が入信するときと一緒に本門佛立宗に改宗し、ともに朝夕のお看経をさせていただき、一緒に御講へのお参詣もさせていただいていました。 もともと心臓が弱かった義母ですが、入信した後、たくさんのお計らいをいただいて、元気に過ごしていました。
義母が82歳になったとき、突然呼吸が苦しくなり入院しました。入院のすぐ後に、義母は意識を失い、昏睡状態になりました。私は義母のベッドのそばでずっと御題目を唱えておりました。コロンボ別院でもご信者さんが集まり、お助行してくださいました。
そのとき突然、義母が目を覚ましたので、私は「おかあさん、今、別院でも、みんながおかあさんのためにお助行をしてくれているから、心配しないでね」と言いました。
そう言うと義母は「知っているよ。さっき行ってきたから」と言ってお参詣をしているご信者さんの名前まで言って「これで私はいいから、心配しないでね。今、家の御宝前にも行ってきたよ。息子が泣いているので、彼に私のことは心配しないでと言ってほしい…」そう最後の言葉を言うと、その数時間後に義母は亡くなりました。
御法門ではよく「帰寂(臨終)」についての教えを聞くことがありますが、義母の最期を見させていただき、ご信者の帰寂とは本当に「御題目に帰る、御題目の中に入る」ということであると理解できました。義母はみなさんのお助行をいただく中で、まさに御題目の中に入っていきました。
この体験は私の信心増進のきっかけになりました。この義母の帰寂を通じて、本門佛立宗の教えは正しい仏さまの教えであると再認識しました。
義母が見せてくれた現証のご利益を忘れず、これからも義母のご回向をさせていただき、スリランカのご弘通発展のため、頑張りたいと思います。ありがとうございます。