ほんもんぶつりゅうしゅう
2019年11月01日
小野山日鷲住職が表彰される 永年にわたる社会活動により
高松妙泉寺では去る10月6日、高祖会において受賞祝賀の式典を執行した。それというのも、当寺住職の小野山日鷲師がこの度、永年に亘る社会活動によって法務大臣及び最高裁判所長官から表彰されたからである。
師は、現代におけるご弘通のためにはその基盤として寺院や教務の社会的認知を高める必要があるという先達の指導を踏まえ、平成10年から保護司として、平成15年から家事調停委員として、本務たるご奉公の合間を縫って社会活動に取り組んできた。
この間を振り返って師は、一見ご奉公の障害となる社会活動であるが、取り組みを通じて日常に氾濫する人びとの苦悩に直に触れ、解決への努力や研鑽を重ねることで、むしろ学びや気づきに溢れ、多少なりともご奉公に活かすことができたのではないかと語る。
当日は表彰状の伝達、高松地区保護司会役員による祝辞、信徒一同よりお祝いの花束進呈の後、当人が挨拶に立ち「菩薩行を標榜し、弘通を志す以上、寺内・宗内に決して引きこもることなく、日々培う信心を軸に外へ踏み出さなければならない。共々に一層お教化・ご弘通に精進しよう」と述べ、式典は終了した。