ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年05月01日
佛立教育専門学校 第39期生7師が卒業 —本山での行学二道精進終え第一線へ—
去る3月15日午前11時から、宗立・佛立教育専門学校の平成27年度卒業式が本山宥清寺本堂で、講有日開上人導師のもと厳かに挙行された。当日は、木村日覚宗務総長、長谷川日堯学校長始め学校教職員、学生、父兄代表等の参列のもと、開式のお看経の中で無事卒業の御礼言上があり、引き続き専門科卒業生6師に卒業証書が、普通科修了生1師と別科修了生6師に修了証書が授与された。

 続いて本山出仕の「本山勤行証」が授与され、新井誠妙師が代表拝受。次に本山のお給仕ご奉公で優秀な成績を修めた卒業生に、「本山操行皆勤賞」が授与され、中﨑昌彦師が代表拝受した。学校の授業では、2年間皆勤した堤清信師と中﨑昌彦師に「授業皆勤賞」が授与された。

 この後、御講有上人が御訓辞に立たれ「開導聖人は『自力我見は不知恩の本也』と仰せです。諸君が、この2年間を無事に修学できたのは、学校の諸先生や本山のお教務方、舎監先生、そして宥清寺のご信者、全国のご信者方のお陰だということを忘れてはなりません。その思いをこれからのご奉公の糧としてください。さて、昨年は第二次世界大戦の終戦から70年の年であり、諸君は、研修旅行で日本唯一の地上戦の地沖縄を訪問し、国立戦没者墓苑にて慰霊法要を勤めました。戦後70年を過ぎた現在でも今なお遺る戦争の傷跡は、想像を遙かに超えていたものでしょう。未だ、世界ではテロや内戦が後を絶たず、犠牲になるのはいつも幼い子どもたちです。どうか、沖縄で学んだことをこれからも佛立教務として伝えていき、一人でも多くの人を御題目で救って、祖訓である一天四海皆帰妙法の実現に向けてご奉公されることを期待します」とお諭しいただいた。

 続いて、長谷川学校長の挨拶、木村宗務総長の祝辞、丸山日印理事長の祝辞、保護者を代表して中﨑昌行師から謝辞が述べられた後、卒業生と修了生に本山宥清寺、宗務本庁教務局、佛立青年教務会から、それぞれ記念品が贈呈された。

 この後、在校生を代表して古木清圭師から送辞が、これに応えて卒業生を代表して松田良喜師から答辞が述べられた。
 
 最後に校歌斉唱、御講有上人をお囲みしての記念撮影で式典を終えた。その後、「しょうざんリゾート京都」に会場を移し、2年間お世話になった方々を招いて卒業生主催による歓送会が催された。

〔平成27年度 専門科卒業生〕
新井 誠妙 師 東京・乗泉寺
堤  清信 師 神奈川・妙深寺
中﨑 昌彦 師 富山・佛立寺
濱田 現慈 師 神奈川・妙現寺
原口 良堅 師 熊本・長薫寺
松田 良喜 師 熊本・長薫寺

〔普通科修了生〕
宇陀清良 師 岐阜・妙唱寺

〔別科修了生〕
田中 恒立 師 大阪・本成寺
大岡 信元 師 北海道・信廣寺
小野山現仕 師 滋賀大津・佛立寺
田原 彰行 師 東京・遠妙寺
永江 正剛 師 東京・妙益寺
野本 信生 師 東京・乗泉寺