ほんもんぶつりゅうしゅう
2019年10月01日
40年にわたるこども御会式を奉修 宗外の方も含め約300名が参加
第2支庁・大和高田本光寺(住職・高橋日瑛師)では、8月18日午後4時から、こども御会式が奉修された。
本光寺では、こどもの法灯相続を祈り、併せて若年死亡者の弔いと戦争による犠牲者の慰霊のため、お盆明けの日曜日にこども御会式が40年間も続けて営まれており、近所からの参加者も大勢ある。
当日、午後4時から本堂で一座の法要が勤められ、戦争犠牲者の子供たちや早逝した子供たち、あるいは水子の慰霊言上に引き続き、本堂左側に設けられた祭壇に、参詣の子供たちが献花を捧げた。
続いて、夏期参詣に頑張った子供たち21名に記念品の贈呈があり、一人ずつ紹介された子供たちは、高橋御住職から記念品をいただいた。
その後、竹田舜夫局長の挨拶、高橋御住職の法話の後、本堂で記念写真を撮り、本堂入り口に設けられた舞台で人形劇団クラルテによる演劇に親子ともども楽しんだ。
そして午後6時からは参加者一同にいなり寿司のご供養がふるまわれ、境内では焼きそば、かき氷、フランクフルト、ポップコーンの屋台でご供養をいただき、様々な趣向を凝らした出店では、射的、金魚すくい、輪投げ、当て物、ヨーヨー釣り、紐くじなどで空が暗くなる午後8時まで歓声が響き渡った。
本光寺のこども御会式は、これまで突然の天候悪化や不測の事態による中止、開催日の変更等がなく、40年間も続けて営まれており、宗外者の方やご近所の方々も、長年の地域の行事のような感覚で大勢参加されている。
特に今回のこども御会式には、本寺本成寺からも教講27名が応援参加し、午後6時の参詣数は244名であったが、その後、空が暗くなるつれ参加者も増えて、300名近くが夏の夕刻を楽しく過ごしていただいた。