ほんもんぶつりゅうしゅう
2021年03月01日
権大僧正 日充上人の御三回忌 上人の思いが叶えられる 第4支庁 法正寺
昨年11月29日、小田原・法正寺では高祖会に併せ第2世住職・権大僧正日充上人御三回忌法要を法類巡教(乗泉寺門末信廣会)として営ませていただきました。
奉修御導師は、八王子清流寺副住職・長谷川清泊師。随伴として鎌倉顕証寺住職・信清宏章師のご奉公をいただきました。当初、清流寺御住職・長谷川日堯師が巡教導師の予定でありましたが、ご入院中に副住職が替わって奉修せよとご指名され、ご遷化。日堯師の御名代として奉修いただく事になりました。
この度、三回忌を迎えられた日充上人は、高祖700回御遠諱当時、宗制改正委員会の委員長・長谷川日序上人のもとで委員として宗制改正に精力的に取り組みました。日序上人ご遷化後、日充上人はそのご縁を大事にされ法嗣・長谷川日堯師に御大会の導師を希望されていましたが叶はず、しかし、またその法嗣・長谷川清泊師にその縁あるご奉公を叶えていただけました。
奉修御導師も、御名代の経緯をご説明いただき、日堯師のご遺言通り力強くご奉修いただき、法正寺教講は先住日充上人の思いが叶えられたように感じる高祖会及び三回忌法要でした。
ご法要では、奉修御導師、随伴信清御住職、当山住職、出座教務、教務婦人、遺弟荒井了清、本寺事務局長横山文樹氏、他寺院講務代表(事務局長)、責任役員、事務局幹部等のお焼香があり、日充上人の御遺徳をお偲びしました。
御供養の場所も、教務方ご来賓は外部で、他寺院ご信者さんは寺内大広間で、お一人お一人の間隔を拡げる対応としました。
この時節どうしても寺内奉修が多くなるのですが、当山では高祖会に御年回と七五三のお祝いもあり、他寺院のお参詣者に感染させぬよう事務局にお願いし、本堂内も換気のためドアを開放、参詣者に対し検温やマスクの配布、アルコールでの手指消毒等を願いました。ご奉公者にも階段の手すりや気付く場所は除菌シートでまめに拭くなど取り組んでいただきました。その取り組みのお陰か、事故なく奉修させていただく事ができました。
多くの皆さんのご協力ご奉公により、昨年の高祖会と先住権大僧正日充上人のご法要をつとめさせていただきました。(住職・澤田泉義記)