ほんもんぶつりゅうしゅう
2021年02月01日
三大会に併せ日詣上人御37回忌  令和6年の創建90周年に向け邁進します
立正寺では、昨年の三大会に併せて、立正寺初代・権大僧正日詣上人の御37回忌を奉修させていただきました。
平成31年3月に奉修局を立ち上げ、今回は令和2年の三大会に併修、3回に分けて37回忌を奉修し、開導会と高祖会には立正寺開基・佛立第15世講有日晨上人の御37回忌も厳修させていただくことが決定し、報恩ご奉公をスタートさせていただきました。
奉修費の積立として、18ヶ月間の勧募(1口200円)を開始。
日詣上人は3月17日がご命日なので、毎月17日の開導聖人のお総講では、ご信者による「日詣上人の思い出」の発表と、33回忌の際に発行された記念誌「日詣上人の略歴」の読み合わせを企画し、報恩ご奉公の機運を盛り上げてまいりました。
現住職より「37回忌の次は13年後の50回忌。最後の御恩報じのつもりでご奉公を」という激励からスタートされた報恩ご奉公でしたが、新型コロナウイルスの発生により、状況が一転。
3月15日に、大本寺乗泉寺のご巡教(教務13師・団参120名)を頂戴する予定でしたが、10日前の3月5日、足立区内でクラスター発生の報道を受けて、乗泉寺御高職・永江日盡導師にお懺悔させていただき、急遽、寺内奉修とさせていただきました。
1年間準備してきた乗泉寺巡教が、ここ数十年間経験のない寺内奉修になった訳ですから、本当に残念でしたが、この寺内奉修を経験したことにより、普段、他寺院のお導師やお講師をお招き出来ること、他寺院のご信者さんにお参詣いただけることの有難さ、また、それによってお寺が功徳を積ませていただけることを再感得させていただくことができました。
開導会では、コロナ対策を徹底し、予定通り清雄寺御住職・小山日秀師にご奉修賜り、有縁の7師の教務師にご出座をいただき、高祖会には、土浦本門寺御住職・市川日衆師にご奉修賜り、教務師3師にご出座いただきました。
コロナによって、人の動きが止められ、将引が思うように実践できない上に、お参詣の自粛等もあり、寂しいお参詣数となりましたが、コロナ禍でも考えられる全ての対策をさせていただき、出来ることを精一杯させていただけたこと、なにより無事にご奉公が成就させていただけましたことが大きなご利益だと信者一同、随喜させていただいております。
今回、御37回忌の記念誌として、佛立書道研究会会長でもあられた日詣上人の書をまとめた小冊子「しょどう」を発刊、お参詣者に配付させていただきました。
また、記念事業として「境内地の拡張」が計画されていましたが、隣地購入の交渉を進めている間に、新たな隣地の話が出て来て、購入には至っていませんが、立正寺としては選択肢が増えるというお計らいをいただきました。
37回忌には間に合いませんでしたが、今後も検討を重ね、ご祈願をさせていただき、令和6年にお迎えする立正寺創建90周年に繋がるように、引き続きご奉公に邁進させていただきます。