2018年04月01日

第27回研究発表大会を開催  塚田貫康先生より特別講演をいただく

去る2月15日、佛立教育専門学校と佛立研究所共催の「第27回研究発表大会」が、宗務本庁3階宗会議室にて開催され、午前10時40分より玄題三唱、木村日覚宗務総長・小西日演教務局長・長谷川日堯専門学校長の挨拶、修学塾教員委
嘱状交付と続き、講有上人より御訓示を賜った後、特別講演に入った。


塚田先生の特別講演
 今回は、日蓮宗常福寺住職で元立正大学非常勤講師の塚田貫康先生より「日蓮聖人の宗教とその背景」と題して特別講演をいただいた。
 塚田先生は、実家の先祖が鎌倉時代の御家人、下野(しもつけ)(現在の栃木県)の守護・小山長村の三男で塚田宗光が始祖。その方を調べるうちに日蓮聖人に興味を持たれ、やがて本格的に勉強を始められ、その研鑽の一部を講演いただいた。
演題にある「宗教」という言葉について。日蓮聖人が法華経の教えを元とした宗を立てられたこと。四箇格言の念仏無間、禅天魔、真言亡国、律国賊について。末法での摂受と折伏についてお話があり、日蓮聖人の歴史的な功績として、お釈迦様を久遠の本佛として顕彰されたこと。これにより久遠本佛を中心とする仏教のあり方、法華経を中心とする仏教の秩序が確立されたと結論された。
 また、承久の変の内容を日蓮聖人がまるで関係者のように詳しくご存じであったことなどから、承久の変で流罪された三上皇のお一人が父親で、母親は新尼御前ではないか。それは御前に出されたお手紙の中に日蓮聖人のお心の内を述べられた言葉があり、そうではないかと想像されている。
 御妙判も多く交えつつお祖師さま・日蓮聖人にまつわる貴重なお話をいただき、一同は本年度より始まった高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃ご奉公の推進に向けての思いを新たにさせていただいた。
 質疑応答、局良鳳師の御礼挨拶、昼食・休憩の後、研究発表に入った。
 研究発表者と演題
①開導聖人御指南 ○信心に。いろいろの信心ある事。についての管見
学 校 田中恒立師
②佛立的『御妙判』拝見について―門祖の『御妙判』に対する立場からの学び―
  研究員 髙須日因師
③竜口御法難の経緯について~御法難前夜まで
  研究員 小林信翠師
③人口減少と高齢社会によるご弘通上の課題と対策について~都会の寺院も危ない!~ 過疎地域寺院との比較
  研究員 橋口日清師
最後に佛立研究所所長向井日報師の閉会の辞をもって、この日の研究発表大会が無事に終了した。