ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年08月01日
神奈川・ 妙深寺 開導会に併せて「先住日爽上人十七回忌」を併修 —1400名越える参詣で盛大に—
去る6月18日・19日、開導会に併せて第二代住職・松風院日爽上人御十七回忌法要を佛立第25世講有・山内日開上人を奉修御導師にお迎えし、夏空を思わせるほどの晴天のもと、地元参詣者だけでも1,382名と目標を大きく上回り、寺外参詣者を入れれば、なんと1,400名を越える大勢のお参詣で盛大に奉修されました。

 偉大なる初代日博上人の後継として弱冠26歳という若さで第二代住職となられた日爽上人は、日博上人が築き上げられた土台の上に、いなる発想力と統率力を発揮され、今ある妙深寺の姿を創り上げてくださいました。今、妙深寺に溢れる「お寺=家族」という温かい雰囲気は、日爽上人がいつも自ら先頭に立ち、みんなで一緒にご奉公させていただく大切さを示され、長年かけて育まれたものです。

 法要では、まずお看経の前に「松風院日爽上人伝」という日爽上人のご奉公の軌跡をたどった映像が上映されました。ご遷化の直前に病室の中で、日博上人の孫である康仁くん(清水清康師)にカミソリをあて、出家得度をさせる姿が記録された映像が初めて上映され、参詣者一同、涙が溢れました。

 日爽上人の報恩の思いをあらたにし、御講有上人御唱導のもと、一座の法要が厳修されました。続いて日爽上人の想い出を語るインタビュー映像が上映され、御講有上人より御法門を聴聞させていただきました。「しぬる迄かくをこたらでつとめおかば また来ん時の便りならまし」と御教歌をいただかれ、現世のうちから来世のための功徳を積む大事を教えていただきました。

 4月の門祖会・日博上人御五十回忌に引き続き、妙深寺一丸となって、精一杯の報恩ご奉公に励んだ結果、近年稀に見る大勢のお参詣をもって、無事に、盛大に奉修させていただくことができました。このご奉公の姿を、きっと日爽上人も喜んでくださっていることと思います。今後もご弘通ご奉公に精進いたします。ありがとうございます。