ほんもんぶつりゅうしゅう
2021年08月01日
【第7回青少年の一座を無事に終えて 実行委員会メンバーからのメッセージ】    「日々お看経続けるきっかけに」 委員長 第5支庁妙泉寺 倉持尚則
晴天のお計らいをいただき、無事に第7回青少年の一座を奉修できたこと大変嬉しく思います。
 全世界にいる佛立青少年を、本山本堂に集め一万遍口唱をする。そんなとんでもない企画内容で動き始めた今回の一座。最初は反対だった実行委員も、いざ一万遍口唱をしてみると「みんなでたくさんお看経するのってすごく感動するし素晴らしい」と気づきました。
 そして、どうしたら多くの青年会員の心に響く一座ができるか議論を重ね、一座を通じて、お看経の素晴らしさ、有り難さ。そして、妙味を心だけでなく体で感じてほしいと願い、考えられたメインテーマは
【あなたのご信心をグレードアップ~そうだ、お看経しよう!~】
 このテーマは実行委員の思いと願いが、こもっています。
 日々、時間に追われる現代の青少年たち。勉強、部活動、バイト、仕事。多くのものが1日の時間を奪っていきます。限られた1日の中で朝夕のお看経をしている青少年はどれほどいるのか。実際は、出来ている青少年の人数が少ない現状を知りました。
 しかし、その結果に少し納得してしまう自分もいます。今は、お寺の外に楽しいことが溢れています。でも、だからこそお寺ではお看経の素晴らしさ、有り難さを知って欲しい。そう思いました。
そのために一万遍口唱で、お看経の妙味を知ってもらうための企画を検討中に新型コロナウイルスが突然、世界を襲いました。
 このウイルスは私たちのご奉公にも影響を与え、当初の企画のように700名が密になりお看経をする企画は実現できなくなりました。
 でも、一万遍口唱を諦めることはできず、何度も試行錯誤をして、どうにか一万遍口唱を実現する方法を皆で考えていましたが、未知のウイルスは、現在でも収まることはなく企画変更を余儀なくされました。
 そこで、出た案がオンライン奉修。この案が出た時は、御法様のお導きだ、と思いました。
 オンラインであれば、多くの青少年がお参詣できる。でも、どうやってお看経の有り難さや素晴らしさを感じてもらうことができるかは、とても悩みましたが、多くの方からのご教授やご尽力を賜り、今回の一座に辿り着くことができました。
 今はまだ、いつになったら以前のように、お互いの距離を気にせず会える日が来るのか。そもそも、コロナウイルスからの恐怖を感じることなく生活ができる日は来るのか。正直わかりません。しかしだからこそ、未来がわからない私たち佛立信者は、コロナウイルス早期終息を願い、今ある環境の中でもお看経をすることだと思っています。
 今回の一座はあくまで、日々のお看経を続けるためのきっかけを作るものです。ぜひ、皆様の周りでまだ、ご視聴されてない方がいらっしゃいましたら、ご披露いたければと思います。ありがとうございます。