ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年11月01日
開導会に併せて第6回妙現寺まつり 花ひらく下種結縁・法燈相続の輪
去る8月28日、好天に恵まれ当山住職・鈴江昭薫師唱導のもと開導会が奉修されました。当山では、東日本大震災以来、三大会の一つである開導会は自坊奉修とし、「家族への法燈相続・友人知人近隣への下種結縁」をテーマにご奉公しております。
 第6回目となった今回は、近隣への下種結縁パンフレット配布の強化、行事内容の見直しなどコツコツと準備ご奉公を重ねた結果、寺内信者はもちろんのこと、多くの一般の方に本堂へお参詣いただき、御題目口唱、御法門聴聞をさせていただくことができました。
 2部の妙現寺まつりでは、境内一面に模擬店を出店し、焼きそばや焼き鳥、天然竹の流しそうめん、かき氷、スイカ、生ビールなどが振舞われ、作る人も食べる人も笑顔に満ち溢れていました。
 特に、一番の目玉であるご信者さんによる約50キロの「まぐろのさばき」には、行列ができ、粋なねじり鉢巻きに半纏、大漁旗を後ろに掲げウットリするような手さばきで400人分のお造りが振舞われました。
 子供たちも、スーパーボールすくいや射的を楽しみ、ゲストに来ていただいた北里大学ジャグリングクラブの皆さんのダイナミックな演技に夢中になっていました。
 また、東日本大震災、熊本地震の復興支援ブースも設けられ、東北から直送された野菜の販売や、陸前高田市の復興支援グッズ、熊本県の名産品などの販売を行い、その売上は全額支援金とさせていただきました。
 今、第1回目のことを思い出すと近隣300軒程のお宅に一軒一軒お伺いさせていただき、お寺を知っていただくことからのスタート。中には、急に来た信者に対して、怪しげな目で見つめ門前払いされることも少なくありませんでした。
それでもくじ挫けることなく、毎年、下種結縁のご挨拶にお伺いさせていただき「佛立宗のお寺は生きたお寺、今生きる私たちに必要な心の拠り所がそこにある」―このことをお伝えしてきました。
 この今までのご奉公が少しずつ実を結び、今回は宗外者134名のお参詣をいただきました。今後も開導聖人ご生誕200年慶讃ご奉公成就の為、外に向けた横に弘げるご弘通ご奉公と寺内に向け縦に繋げる法燈相続のご奉公に精進させていただきます。