ほんもんぶつりゅうしゅう
2021年05月01日
婦人会の研修会を実施する コロナ禍の影響でリモート配信も
昨令和2年9月6日、不輕寺にて、千葉県木更津・妙蓮寺の竹村日愛御住職を講師にお迎えし、北九州布教区婦人会研修会が実施されました。
『コロナ禍』の影響で、前例にない状況下での研修会となり、例年、300人前後の参加者があるのですが、今回は「3密」を避けるため、人数制限を設けての開催となり、北九州布教区初の試みである「研修会リモート配信」を実施いたしました。
お参詣の方々は「体温測定、消毒、マスクの着用」と厳密なコロナ感染防止対策を実施しての参加となりました。本堂内でも、ソーシャルディスタンスを保ちながらの着席で105名となりましたが、布教区管内寺院でリモート配信に参加いただいた方々は160名と、参加者とリモートを併せて265名となり、結果、沢山の方々に参加していただくことができました。
また当日は「10年に1度の大型台風の直撃」予報が出ていたにも関わらず、好天のお計らいをいただき台風被害も全くなく、竹村御住職様ならびに随伴のご信者様も無事、ご自坊にご帰山なさることができました。
講演では「私のご奉公体験談『師のある信心について』」と題し、約2時間近く行われましたが、とても内容が濃く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
「私のご奉公体験談」のお話では、竹村御住職ご自身の体験談をお聞きすることができました。御住職様の下積み時代のお話から始まり、ご自分の失敗談から本山でのご体験まで… 本当に息つく間もなく、とても興味深いお話が、画像と共に流れるように進みました。
また、一昨年前に被災された台風15号の被害状況についてもご披露され、いただかれた数々のご利益談をお話していただきました。かなり酷い被災状況であったにも関わらず、多くのお計らいをいただかれて、素晴らしい本堂に替わられた状況をご説明いただけました。参加者一同、台風による被災状況を拝見した時は大きなため息さえ聞こえてきましたが、見違えるような本堂の写真に、今度は感嘆の声が漏れ聞こえてきました。
1番の要は「師のある信心をさせていただくこと」。ご信者は御導師(師匠)に教えていただくお弟子の心でお敬いし、お仕えするご信心でなければならず、そうして、初めて御宝前から御導師、ご信者へと1本につながることができ、ご利益をいただけるのです、ということでした。