ほんもんぶつりゅうしゅう
2017年12月01日
第4支庁顕証寺 高祖会に併せ先住・日湘上人7回忌 3つのプロジェクトチーム作りご奉公
第4支庁神奈川布教区 鎌倉顕証寺(住職・信清宏章師)では、去る10月29日、高祖会に併せて先住・随享院日湘上人の第七回忌が横須賀信常寺住職・権大僧正川井日陵上人ご唱導のもと荘厳裡に執行された。
当日は台風22号接近の最中、参詣者の足取りが危ぶまれたが、雨は降るものの台風特有の大風が吹くこともなく、顕証寺信徒の懸命なご奉公もあって、事故や怪我人等一つなく、無事に奉修された。
座の中では、高祖会奉修言上をはじめ、日湘上人の祭壇へのご焼香、そして執行長である事務局長・西田仁氏より佛立開導日扇聖人ご生誕200年慶讃ご奉公の経過報告がなされた。続いて、現在地七里が浜に鎌倉扇ガ谷より移転し、寺号公称してから今年でちょうど創建70周年となることから御礼言上が奉修導師より言上された。
一座お看経の後、2つの表彰が行われ百日参詣運動成就者、そして今回の奉修に際し、特志奉納者に対して随喜状と記念品授与が当山住職より手渡された。中でも御宝前の五具足の新調を願い出られた石崎みつ・伸一親子のご有志は一際、随喜の極みであった。
当山住職の挨拶では、奉修導師をはじめ出座有縁の御教務のご紹介と御礼が述べられた。奉修導師よりの御法門は「信心をする人の部に入れたれど なほ謗法のくせはうさらず」の御教歌で、謗法があればご利益感得の妨げになる、信者といえども謗法の癖があることを自覚して、信心改良をと説かれた。
別席会場は、鎌倉長谷坂ノ下にあるパークホテルにて、他寺院参詣者や寺内住職御講願主者を含めた総勢約130名によるご供養となった。
式典として、まず献杯の発声が佛立教育専門学校教頭の蓑田清文化主よりあった。顕証寺七里が浜建立の際、東の教務養成所として「龍口講堂」と称して数年間、教学院支院が設置されていたことに因まれての発声であった。会食歓談の進む中、先住日湘上人が生前敢行された「高祖聖跡巡拝」の様子がスライドで上映された。また、日湘上人の思い出として寺内信徒2名から朗読があった。
最後に、当山住職より日湘上人の生前のご教導の様子が述べられ「先師の御徳、薫陶を受けられた信徒の篤い信心前に随喜するとともに、今後もその遺徳を護りご奉公に精進させていただく」との言を最後に恙(つつが)なく閉会となった。
この度の奉修に際してプロジェクトチームが3チーム作られた。教化チーム、慶弔チーム、そして事業チームである。
教化チームは、200慶讃の教化、正宗徒増加、役中後継者養成の三誓願を促進するご奉公。慶弔チームは、200御正当(本年四月一日)の演出、200教化親子パネル作成、日湘上人年回忌の祭壇及び記念品作成手配。事業チームは、奉修費勧募促進、「聖跡巡拝記」「御利益談集」、「創建70周年記録誌」(来年4月刊行予定)の編集出版ご奉公にそれぞれ取り組んだ。