2018年01月01日

海外弘通だより~ ネパール編 ネパール団参報告記① 平和題目塔と事故現場でのご回向

昨年11月14日~21日全8日間の日程で、今回もHBS(本門佛立宗)ネパール平和題目塔団参が行われました。今回のネパール団参は奉修御導師の福岡日雙師を先頭に、高崎日現師、コレイア日友師をはじめとするブラジルのお教務、ご信者計6名とスリランカからディリーパ良潤師を含む4名が参加し、総計42名のグローバルな団参となりました。
 今回の団参では、ネパール大地震支援活動中に亡くなった小原旭くんの三回忌法要や支援活動によって再建されたサムンドゥラデヴィ村の学校での法要、また現地信徒宅へのお助行や御本尊奉安など盛り沢山の内容で、まさに「世界一ハードな団参」と言っても過言ではない過酷な環境での過密な行程となりました。
 今回はネパール現地信徒2名が出家得度をし、ダハール清天師とカドゥカ清地師が誕生しました。新発意の2人もコレイア清行師と共に精力的にご奉公に励んでいました。ネパール大地震の支援活動をきっかけとして、釈尊御生誕の地・ネパールにおいて今、着実に上行所伝の御題目が弘まっています。
 現地からはご信心にお出値いできた喜びの声をたくさん聞くことができ、ネパールでのご弘通を実感する団参となりました。

平和題目塔にて小原旭くん三回忌法要
 11月16日、ネパール親会場に建立する黄金に輝く平和題目塔において、福岡日雙師のご唱導のもと、遠くブラジルやスリランカ、日本から参集した教講とともに小原 旭くんの三回忌法要が厳かに奉修されました。
 澄み切った空にそびえる8,000メートル級の山々にまで届くように皆さまの御題目の声が響き渡りました。今回の団参では旭くんのご尊父でいらっしゃる小原信盛御住職が初めてネパールの地を訪れ、平和題目塔を直接ご覧いただき、お参りくださいました。
 小原旭くんは、2015年11月に行われた第3回ネパール大地震支援活動中の不慮の事故により命を落とされました。しかし、息を引き取るその時まで御題目を唱え続けた見事な臨終の姿や旭くんの海外弘通への思いを受け止め、小原家の皆さまの後押しもいただき、事故の後もさらに精力的に支援活動が行われ、支援活動のご奉公の姿を見て、現地に次々とご信者が誕生し、ついに今年は清天師、清地師とネパール人お教務が二師も誕生するほどご弘通が進んでまいりました。
 また、ともに第3回の支援活動を行った黒﨑とし子さんは、ネパール親会場の境内地整備のため、11月3日から先発でネパールへ渡航し、真っ黒に日焼けをしながら、現地のご信者に指導をして、準備ご奉公に励んでくださいました。誰よりも黒﨑さんを慕う旭くんは喜んでいたに違いありません。
 三回忌法要の後は、今年の九月にネパール親会場から数百メートル離れた場所で起こったバスの横転事故現場でのご回向をさせていただきました。このバス路線はネパール親会場のご信者さんもいつも利用する路線で、決して他人事ではありません。急斜面から転落したバスは民家を直撃し、死者は13名にもなり、多数の負傷者がいるということで、改めて危険と隣り合わせのネパールのご奉公を感じました。
 福岡御導師をはじめ、お教務方がぐしゃぐしゃに潰れてしまったバスの現場まで行道をされ、御本尊をお祀りし、現地の村の方々と一緒にご回向の法要が営まれました。ネパールでは、このような事故現場ではよく心霊現象が起こると言われ、現地の方も心配していたそうですが、事故直後よりダハール清天師が何度もご回向をし、今回は一度も心霊現象がないとのことで、村の方々も御題目のお力に感謝をしていました。大きな節目となる旭くんの三回忌法要が無事に、盛大に奉修されました。   (つづく)