ほんもんぶつりゅうしゅう
2020年04月01日
弘通促進大会として開催 法灯相続体験談発表と講話
第6支庁・埼玉布教区では、去る2月9日、第1回弘通促進大会を「佛立研究所公開講演会」として、熊谷・顕妙寺(住職・横田日顕師)に於いて開催。当日は、管内住職・教務・布教区役員、そしてご信者方の約140名の参加のもと賑やかな大会となりました。
 第1部は、午前10時より新井日友布教区長導師のもと一座お看経、その中で各寺院の代表が令和2年度の弘通四誓願の言上をさせていただきました。お看経後、令和元年度の弘通表彰が行われ、最優秀寺院には、川越・実在寺が受賞しました。
 続いて、布教区長・弘通参与の挨拶、その後、法灯相続四代目に該当するご信者の体験談発表があり、照妙寺からは、笹田朋子さん(三代目)愛美さん(四代目)。妙玉寺からは、寺山由貴子さん(三代目)春希さん(四代目)親子が発表されました。(来月以降に紹介予定)
 笹田さん、寺山さん親子の体験談を聞かせていただき、いくつかの相続のポイントを教えていただきました。
①親のご信心に向き合う後ろ姿の大切さ、だまっていても子供は見ていること ②言うべきことは、キチンと言っておくこと ③子供自身がご利益を感得すること この3つが、法灯相続には欠かせないことと教えていただきました。
 午後の部では、特別講話として佛立研究所副所長・河野彰国師より、今回のテーマである「法灯相続」についての講話をいただきました。講演では「佛立青少年の信心に関する意識調査」のアンケートをもとに、
〇自立したご信心を築く過程 〇家庭で受けるご信心の影響 〇信心に良い影響を与えた人の言葉 〇お寺やご信心に対する希望 
を中心に講話をいただき、佛立信心のありがたいことは、ご利益がいただけること、初めてお寺参詣をした動機は、家族の影響を受けて特に母親の影響が大切と教えていただきました。
また、お寺に対する要望については、宗内外者の人を問わず参詣しやすい環境・雰囲気作りにつとめてほしいとの回答が多かったということ。さらに、ご自坊の姑から嫁へ伝わる法灯相続として、藤巻家の法灯相続の体験談を大変分かりやすくお話いただきました。
 今回発表いただいた体験談で共通していることは、家族の幸せを願ってご信心をお勧めしていることが、三代目から四代目への法灯相続につながっていることが分かりました。
 河野副所長の講話、ご信者親子の体験談には聴取者一同深く随喜させていただいたと共にいくつかのヒントを得たと思います。この日の有意義な弘通促進を機に、高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃ご奉公成就に向けて布教区教講一同異体同心でご奉公に精進しましょう。(照妙寺・榧場照賢記)