ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年05月01日
東日本大震災、あれから5年……東北南部布教区 東日本大震災慰霊法要を営む
宮城県多賀城・弘妙寺(住職・深見清貞師)において、去る3月13日午前10時半より「東日本大震災慰霊法要」が、栢森清洋東北南部布教区長ご唱導のもと厳修されました。当布教区では、毎年3月に東日本大震災慰霊法要を、布教区管内14ヵ寺で順番に奉修しております。今回は、宗務本庁より総務局庶務部長・小野山淳鷲師がご出座、そして宗務副総長・西村勲氏、宗務本庁財務局局長・岡田秀次朗氏も参列していただきました。一座お看経の中では、東日本大震災における犠牲者に対し、参列者全員によるご焼香も行われました。

 一座の法要終了後、岡田財務局長より、阪神淡路大震災のご自身の体験も踏まえた、励ましのご挨拶をいただきました。その上「宗門と致しましても真の復興まで、ご支援させていただきます」という力強い言葉もいただき、一同、心が温まりました。

 そして、当布教区長の挨拶後、宮城県を代表して、気仙沼・清護寺の橋本勝男氏が福島県を代表して、福島・佛立寺の岡山龍氏が震災復興の現状を報告いたしました。気仙沼の未だに復興されない様子が報告されました福島は、それに加えての放射能問題に、将来への不安を訴えました。両氏とも、宗門、全国寺院の皆さまの今までのご支援に対し、感謝申し上げると共に更なる支援を訴えました。

 最後に、全員で記念撮影をして一座の法要を終了しました。当日は晴天のお計らいをいただき、管内10ヵ寺から教講合わせて58名が参列いたしました。

(布教区弘通部参与・森川裕美 記)