ほんもんぶつりゅうしゅう
2020年05月01日
講有巡教 門祖会を厳修 ギリギリまで検討 規模を縮小して 第10支庁本源寺
去る3月22日、本源寺門祖会が、佛立第26世講有・髙須日良上人ご唱導のもと厳修されました。当日は90%雨の予報をくつがえし、晴天での奉修となりました。
御講有上人のご自坊・長薫寺のある南九州布教区でお迎えする御講有巡教。また門末の総導師として、いつも親しくご教導いただいている日良上人が、御講有として当山にお出ましいただけるのは一生に1回のこと。そういう特別な思いで、準備を進めて参りました。また、この度の記念事業として、本堂外壁と屋根の塗替えをさせていただきました。
しかし、世間を恐怖に陥れている新型コロナウイルスの感染拡大。日に日に状況が移ろう中で、延期するべきか、予定通りに奉修できるかどうか。最善をつくし、御本意に叶うようギリギリまで検討した結果、規模を縮小して寺内ご信者55名のみの奉修となりました。
参詣者には、マスク着用、手指除菌の徹底、次亜塩素酸水噴霧による環境除菌、座席の間隔を開け、窓を開放し、法要の時間を短縮しました。
一座お看経の後、柏田榮子局長の挨拶、本庁随伴・小野山淳鷲奉賛部長より高祖ご降誕800年慶讃ご奉公について激励をいただいた後、弘通交流費の授与。
最後に御講有上人の御法門は「人界に示同遊す御師匠 弟子も其気で愚者を助けよ」の御教歌で佛立教講はお祖師さまの弟子信者たる自覚と誇りを持ち、弟子信者として恥じることのないよう人助け、教化折伏のご奉公に精進することが大事とご慈教いただきました。
門祖会終了後は、境内地にソメイヨシノの植樹をしていただきました。
当初、思い描いていた形態からは大きく変更を余儀なくされ、不本意ながら規模を縮小しての奉修でしたが、御講有巡教の延期や中止もあり得た中、実際に御講有上人にお出ましいただき、無事にお勤めできた事が、当山にとっては大きなご利益であったと心から随喜させていただきました。
実際に御巡教直後、中心になってご奉公されたお役中さんの息子さんで1度退転した方が、再入信されたり、以前よりお声がけしているものの、中々進まなかった下種者がお教化になったりと、御講有巡教奉修の功徳を実感しています。
本源寺教講一同、これまで以上に信心改良し、教化折伏の菩薩行に精進させていただきます。