ほんもんぶつりゅうしゅう
2021年04月28日
励ましのことば〜新型コロナウイルス感染拡大にあたり〜
諭 告

昨年からの新型コロナウイルスの感染拡大は、本年に入りより一層の猛威を振るい大きな苦悩に直面されている方々に対し、今一度励ましの言葉を申し述べます。

新型コロナウイルス感染症により、宗内外を問わずお亡くなりになられた方々並びに、ご遺族の皆様には謹んで哀悼の意を表し、衷心よりお悔やみ申しあげます。また、罹患され闘病生活の中におられる皆様に心よりお見舞い申しあげます。

更には、治療や感染拡大防止に対して、自ら感染リスクが伴う中、懸命に治療及び介護に尽力されている医療従事者の方々のご苦労に深く敬意と感謝を申しあげます。

この目に見えない恐怖である新型コロナウイルスとの闘いは単に医療的なものだけではなく、経済、教育、生活、人心などすべての分野において、世界に重大な影響を及ぼし、大きな変化を余儀なくされました。
誰もが不安を抱える一方、多くの人々が本当に大切なことに気づき始め、私たちの価値観は変わりつつあります。

こうした時こそ、信心改良の時と捉え真実を見極め、正しい判断をすることが求められます。
それには、全宗門人がゆるぎない佛立の信心を中心に据え、御題目にお縋りさせていただき、お互いがそれぞれにみ教えを実践し、「異体同心」で早期終息と世界の恒久平和、一天四海皆帰妙法を御宝前にご祈願をさせていただきましょう。

私もなお一層に、本山宥清寺の御宝前で佛立教講と共に引き続きご祈願させていただき、御題目口唱でこの困難を乗り越えていきましょう。

高祖日蓮大士御妙判              
「大地はさゝばはづるとも、虚空をつなぐ者はありとも、潮のみちひぬ事はありとも、日は西より出るとも、法華経の行者の祈のかなはぬ事はあるべからず」(祈祷鈔)

佛立開導日扇聖人 御教歌
  願ふこと叶ふと説ける典ならば 祈り祈りてならずばやまじ

南無妙法蓮華経

令和3年4月28日
本門佛立宗第26世講有 日良