ほんもんぶつりゅうしゅう
2020年04月01日
現御講有 髙須日良上人がご再任
佛立第26世講有・髙須日良上人の任期ご満了に伴う次期講有上人の推戴会議は、宗制上、宗会議員が一堂に会して開催されることを想定しており(宗令第1号第11条)、3月4~5日開催の第223回定例宗会2日目に行われる予定であったが、今般の新型コロナウィルスの対応という緊急事態に当たり、宗会も5月28~29日に延期。これに伴い、郵便によるご推戴(投票)を行うことを総局会議、宗会参事会の審議を経て、決定した。
宗令第1号第2条第2項には、講有上人の任期満了の日から3月以前に手続を完了しなければならないことが明記されており、講有上人におかれては本年7月1日にご任期を満了される。従って宗制上は3月末日までに手続を完了しなくてはならない。
また「3月以前に手続を完了」の根拠について、本宗顧問弁護士から「充分な周知、準備の期間が必要と解釈する。従って何らかの理由で4月1日以降に手続完了が遅延した場合も3カ月以上の期間を空けなければならない。その場合、講有位(本宗代表役員)の空白が生じるが、空白期間は現講有が引き続き、その責を負う」という見解を得ている。
この見解を受けて審議の結果「講有上人にそのような責を負っていただくのは好ましくない」という結論に至ったのである。よって、宗制の期日を遵守すべく、郵便によるご推戴(投票)を行うことを決定し、2月27日付の宗達第445号「次期講有ご推戴を郵便による投票で行うことの通知」が、宗会議員、参議、宗務支庁長、各種委員長各位宛てに出されたのである。
この度の次期講有上人の推戴手続きについては、昨年11月に第1次の講有候補者推薦委員会で推薦された四名の候補者について、全国の各寺院住職・局長による推薦投票によって推薦された3名の候補者(50音順)、
青木日斯導師 ⑪大法寺
石田日奥上人 ②宣法寺
髙須日良上人 ①宥清寺
について、令和2年3月13日(消印有効)で投票を締め切り、同3月18日に開票を行った結果、現御講有・髙須日良上人が圧倒的多数をもってご推戴され、ご再任が決定した。
 これにより7月2日から4年間、髙須日良上人は再び宗門の総導師として全国佛立教講をご教導遊ばされることとなった。