ほんもんぶつりゅうしゅう
2019年03月01日
壮年交流会を開催する 教化のため 廣田弘子さんのお話聞く 第11支庁 神戸布教区
昨年11月23日、神戸布教区の壮年交流会を須磨香風寺に於いて開催しました。34回目を迎える今回は、神戸布教区が一昨年までの佛立開花運動の5ヵ年の教化成績が極めて低調であった事を踏まえ、教化の糸口、原動力になることを交流会でできないものかという流れになり、その中で8年間連続で10戸以上の教化を成就されている第9支庁・大洲大法寺の廣田弘子さんのお名前が挙がり、講演をいただくことになりました。
 当日は大洲市から、ご主人の実さんと共に約5時間掛けて神戸まで来られましたが、事前に各寺院から廣田さんにお聞きしたい質問を募り、それに対してお答えいただく形式で講演が進みました。
 例えば「年間どれだけの人に声を掛けていますか。またその手がかりはどこから来ていますか」という問いに対しては、1日最低1人は声を掛けるようにされているそうです。もちろん、同じ人に複数回、掛けることもあるそうですが、単純に数えても年間365人以上に声を掛けていることになります。廣田ご夫妻は大洲市内で中華料理店を営んでおられますが、お店には常時10冊以上のご信心に関する本やパンフレットを置いて、この人はと思うお客さんにも勧めています。
そんな廣田さんが初めて教化をされたのは47歳の時です。最初はご自身も半信半疑だったそうですが、人にご信心を勧め、教化になり、お計らいで幸せになる姿を見て、気持ちも変化をし、今では出会う全ての人に声を掛けたいと思っておられます。
また、お話する時には、まず相手の声に耳を傾け、決してマイナスな言葉は使わない。勿論、ご信心に対しても同様です。とにかく、相手の方に幸せになってもらいたいという一念だそうです。また、ご主人の援護でできた教化もあり、夫婦二人三脚でご奉公をされていると感じました。
今回お話を伺って、やはり教化は話術や知識ではない、人柄、人間性。廣田さんでいえば、まず相手を思いやる気持ち。人の嫌がることや不快にさせるような言葉は発しないという事。そして何より素直なご信心です。御法門どおりの化他行を心掛ける姿勢。こうしたことをできる限り実践させていただく先に、教化のご奉公は成就するものであることを参詣者一同、再認識させていただいた次第です。
当日の参詣は、教務が7師、講務が74名でした。 (川手信興記)