ほんもんぶつりゅうしゅう
2018年08月01日
本堂一杯の婦人部会行事  米満淑恵先生の講演を聞く 第2支庁 南大阪布教区
去る5月29日、第2支庁・浄風寺(住職・西村清信師)において、南大阪布教区婦人部会行事として、熊本・長薫寺所属・米満淑恵(よしえ)先生より「いくつになっても笑顔のご奉公」というテーマで講演いただき、布教区管内寺院から総勢146名の参加をいただき、本堂一杯の賑やかな婦人部会行事となりました。
 平均寿命が84歳といわれる日本の現代社会、さらに少子高齢化問題が拍車をかけ、それに伴う介護の諸問題は、私たちお互いの身近な問題であり避けられません。
 そこで約30年間、社会福祉に携わり「社会福祉法人 寿量会」の理事長の米満先生に、専門家としてのご意見をお聞きし、少しでも高齢化諸問題に対する苦しみが軽減されたらとの思いで開催させていただきました。
 講演では、私たちの目線でお話いただき、実際に介護を経験されているご婦人方が多数を占めていますので「気持ちが楽になりました」と、参加者一同に感激されていました。
 最後に元気で長生きの秘訣として「①歩く、②食べる、③水分、④声を出す、⑤仲間、⑥他世代交流、⑦役割」の7つがあり、これらは全てお寺参詣、ご信心に含まれていることなのですよ、と教えていただきました。
 最後に当日の聴講者の喜びの感想を抜粋して掲載せさせていただきます。  
●日乗寺
○介護の現場での体験などを交えた話などでわかりやすく良かった。終活の準備を心掛けるようにした。
●信光寺
○義父の介護の時を思い出しました。涙が出ました。
○今、父の介護中で、たくさん学べることがあり、気持ちも楽になったように思います。
●妙唱寺
○長年、介護のお仕事をされている先生のお話は、実感が伴っていて、本当によく理解でき感心しました。まず、適当な介護が必要。あまり余計なことは言わないようにする。介護施設も利用すること。本当に実感として参考になりました。ありがとうございます。
○先生のやさしい口調の中に所々、熊本弁が入ったお話、そして介護は公的なものを使いなさいという言葉に身構えていた気持ちが少し楽になりました。元気で長生きのラッキーセブンのあるお参詣、ご奉公に励み、健康寿命をのばしたいと思います。ありがとうございました。
●本妙寺
○老老介護の身ですので講演はとても有意義で参考になりました。                〇介護する側、される側の気持ちを持って笑顔で暮らしていきます。               
〇米満先生の講演会に参加させていただき、これからの生き方に大変勉強になりました。「元気で長生きラッキーセブン」は特に毎日実行したいと思います。そして「思い出は心の中に」と言われたことが胸にしみます。8年前に見送りました主人のものが、ながく片付けられなかったのですが思い切って片付けようと思います。そして私のものも子供たちに迷惑をかけないように整理しようと思います。